4人に1人が『空き家』を保有!空き家について「放置・何も考えていない」35.6%、「話し合いの必要を感じつつもまだ行っていない」19.4%、具体的な行動には移せていない方が過半数に
公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)および公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会(全宅保証)では、9月23日の「不動産の日」にちなんで、住宅の居住志向および購買等に関するアンケート調査を実施致しました。この度、その調査結果をまとめ、広く周知していただく為に報告書を公表させていただきます。
全宅連・全宅保証では、毎年9月23日の「不動産の日」にちなんで、住宅の居住志向および購買等に関する意識調査を、日本国内全域の20歳以上の男女を対象にインターネットを活用して実施。
不動産の購買傾向や、不動産の保有志向、安心して住宅を購入または売却する為の基本情報や
基礎知識の実態などを調査結果としてまとめております。
【不動産の日アンケート 概要】
1.調査期間 :2022年9月23日〜11月30日
2.調査放送 :インターネット調査
3.調査対象 :日本国内全域の20歳以上の男女
4.有効回答数: 23,091件
<2022年度不動産の日調査結果サマリ>
- 買い時の理由1位「今後、住宅ローンの金利が上昇しそうなので(今の金利が低いので) 」36.8%
- 買い時だと思わない理由1位「自分の収入が不安定または減少しているから」26.0%
- 「持ち家派」は77.9%、2021年度と比べて1.7pt減
- 既存住宅(中古住宅)への抵抗感「まったく抵抗がない」「きれいであれば抵抗はない」計49.5 %、「どんな状態であろうと抵抗がある」18.1%と、それぞれ微増。抵抗感は二極化の傾向か
- 2022年5月より解禁した「売買・賃貸契約などの電子契約」の認知度、「知らない」72.2%
- 「既に『空き家』保有」(6.1%)、「将来『空き家』の可能性」(19.8%)合わせて4人に1人が『空き家』を保有
- 高齢等判断力不十分で資産処分に制限、「知らない」29.9%、20代で最も認知率が高い結果に(「知っている」25.0%、「聞いたことがある」20.3%)
- 相続土地国庫帰属制度(令和5年4月開始)は「知らない」が32.7%、相続登記義務化(令和6年4月開始)は「知らない」が43.8%
<不動産の買い時>
◆買い時だと思う⇒6.4%(-4.1pt)
1 今後、住宅ローンの金利が上昇しそうなので・今の金利が低いので (36.8%)
2 住宅ローン減税など住宅取得の為の支援制度が充実しているから (30.5%)
3 不動産価値(価格)が安定または上昇しそうだから (22.3%)
◆買い時だと思わない⇒26.4%(+0.8pt)
1 自分の収入が不安定または減少しているから (26.0%)
2 不動産価値(価格)が下落しそうだから (19.4%)
3 住宅ローン減税など税制優遇が見直されそうだから (12.7%)
◆わからない⇒67.2%(+3.3pt)
2022年度調査においては、「買い時だと思う」6.4%、「買い時だと思わない」26.4%、「わからない」67.2%という結果になりました。
2021年度に引き続き、買い時感は弱まっており、2022年度は「買い時だと思う」が4.1pt減少し、過去最低水準に。「わからない」の回答は過去最高水準の数値となり、判断が困難な状況にあることが見受けられます。
また、「買い時だと思う」の回答は、 20代のみ2021年度より大幅に増加し、他世代では減少しました。
概略を含む詳細レポートは以下のURLよりダウンロードいただけますのでご利用ください。
https://www.zentaku.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/02/2022-fudousan-anke-to.pdf