~活力ある個性豊かな地域社会の形成・発展に取り組む~
⼤阪府住宅供給公社(本社:⼤阪市中央区、理事⻑:山本 讓、「以下、公社」)と、寝屋川市(市長:広瀬 慶輔)、大阪電気通信大学(寝屋川市初町、学長:塩田 邦成)は、寝屋川市三井が丘周辺地域において、高齢化が進む地域コミュニティを活性化し、次世代を育むまちづくりの実現に向けて、三者で連携・協力する連携協定を締結しましたのでお知らせします。
■背景
寝屋川市三井が丘周辺地域では、高度経済成長期に開発された大規模な分譲住宅や公的賃貸住宅を有しており、人口減少、高齢化に伴う地域の活力低下や利便施設の不足、住宅・施設の老朽化など様々な課題に直面しています。また、寝屋川市の立地適正化計画により、居住誘導区域に指定されています。
こうした中、公社は令和4年4月に策定した「中期経営計画(令和4年度~令和13年度)」において、香里三井エリアを地域のまちづくりとコミュニティ活性化等まちづくりに関する事業を展開する重点地区として位置づけました。また、本年1月11日より、新たに香里三井・B・C団地(寝屋川市三井が丘)を家賃割引制度「スマリオの学割」の対象とし、学生の入居促進と団地の活性化を進めています。
今回、協定書に基づき三井が丘周辺地域のまちづくりについて、事業をさらに発展させるとともに、地域に求められる新たな機能やサービスの導入をめざします。また、大阪電気通信大学と連携する取り組みについて、国土交通省の「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」(※)で先導性が認められましたので、当該補助金を活用し、多世代交流拠点づくりをめざして団地の調査業務等に取り組みます。
(※)「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」とは
高齢者、障がい者、子育て世帯など誰もが安心して暮らせる住環境の整備を促進するため、ライフステージに応じて変化する居住ニーズに対応したモデル的な取組を実施する民間事業者を公募し、学識経験者からなる評価委員会を経て、先導性が認められたプロジェクトを支援するもの。
■具体的な取り組み内容
公社は、学生の実学の場として団地フィールドを提供し、学生の行動力とアイデアを活かした活動を中心とした「ニコニコのデザイン」プロジェクトとともにフィールドワークやアンケート調査等を行い、多世代交流拠点づくりと住戸改修の検討を行います。また、寝屋川市とともに、医療・福祉との連携や交通及び生活利便性の向上など多様な分野での新たな取り組みの創出により、団地の多機能化をめざします。
当プロジェクトではホームページやSNSなどを通じて活動内容や学生目線での団地の魅力、暮らしの様子などを広く発信します。
■協定書等の概要
公社、寝屋川市、大阪電気通信大学の三者は、住まい、まちづくりに関する地域の課題に適切に対応し、活力ある個性豊かな地域社会の発展と形成に取り組むため、次に掲げる事項について、相互に連携・協力します。
(1)建築の知見を生かした住環境の改善に関すること
(2)高齢者が健康で幸せに暮らせるまちづくりに関すること
(3)若者や子育て世代の定住及び流入に関すること
(4)人材の育成に関すること
(5)上記に掲げる事項に資する調査、研究、効果検証の推進に関すること
(6)地域の魅力発信、取組みのPRに関すること
(7)その他、必要と認められる連携・協力
◆大阪府住宅供給公社 概要
代表者 :理事長 山本 讓
所在地 :大阪市中央区今橋2丁目3番21号
事業内容 :公社賃貸住宅SMALIO(スマリオ)等の管理・運営事業
ウェブサイト :https://www.osaka-kousha.or.jp/
◆寝屋川市 概要
代表者 :市長 広瀬 慶輔
所在地 :寝屋川市本町1番1号
ウェブサイト :https://www.city.neyagawa.osaka.jp/
◆大阪電気通信大学 概要
代表者 :学長 塩田 邦成
所在地 :寝屋川市初町18-8
大学紹介1958年に創設された大阪電気通信短期大学が直接的前身となり、当時、東京大学・大阪大学の電子工学科の開設と同時に私学として日本で初めて電子工学科が開設された私立大学。
ウェブサイト :https://www.osakac.ac.jp/