引越し経験者・検討者の約4割が「不動産ポータルサイトで検索」
不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史 以下、アットホーム)は、2021年3月~2022年10月に物件を購入し、引越しを経験した人および、2023年3月までに購入を検討しており、現在住まい探しをしている18~50歳を対象にオンラインでの住まい探しについて調査を実施いたしました。
<トピックス>
- 住まいの探し方
・経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」がトップ
・約7割が必ず見たい写真は「間取り図」と回答 - 選ばれる不動産会社とは
・経験者・検討者ともに物件写真の枚数と見やすさを重視
・オンライン内見、経験者は約1割も、検討者は約2割が希望 - オンラインでの手続き
・入居申込の手続きは検討者の約4割が「Webフォームに入力」を希望
・重要事項説明・契約は検討者の約3割がオンラインでの実施を希望
<調査結果>
■物件の探し方は経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」がトップ
どのように物件を探したかを聞いたところ、経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」がトップでした。検討者はそれに加えて「不動産会社のホームページで検索」、「不動産ポータルアプリで検索」が4割強と拮抗しました。さらに、経験者・検討者ともに、約3人に1人が「オープンハウス・モデルルーム」を訪問して探しているようです。
■約7割が必ず見たい写真は「間取り図」と回答
インターネットで物件を探す際、必ず見たい写真については、経験者は73.3%、検討者は66.0%が「間取り図」と回答しました。さらに賃貸編と同様に、「キッチン」、「風呂」、「トイレ」などの水回りが上位を占めました。検討者のうち、「トイレ」と回答した人は、広さやきれいさを確認したいという声が上がりました。
■経験者・検討者ともに物件写真の枚数と見やすさを重視
複数の不動産会社が同じ物件を取り扱っている場合の問合せ基準を聞くと、経験者・検討者ともに「物件写真の枚数が多い」「物件写真がきれいで見やすい」がトップ2となり、「写真」を重視する人が多いようです。
■オンライン内見、経験者は約1割も、検討者は約2割が希望
内見方法については、経験者・検討者ともに「現地で待合せして訪問」がトップでした。また、現地に行かずに内見できるオンライン内見については、グラフ赤枠内のいずれの項目も経験者は約1割なのに対し、検討者は約2割が希望していました。
■入居申込の手続きは検討者の約4割が「Webフォームに入力」を希望
入居申込の方法は、経験者・検討者ともに、「現地で書類に記入」がトップでした。また、自宅や現地からWebフォームに記入するオンライン申込については、検討者の約4割が希望しました。さらに、経験者に対し契約時に「不便だ」と感じたことがあるか聞いたところ、「入居申込や契約に必要な紙の書類を手書きしなければならなかったこと」と回答した人が約2割で、手書きを不便と感じている人が一定数いることが分かりました。
■重要事項説明・契約は検討者の約3割がオンラインでの実施を希望
重要事項説明・契約は「オンライン」を経験したのは約1割に対し、検討者の約3割が希望しました。2022年5月の宅地建物取引業法改正も相まってオンラインに期待を寄せる様子がうかがえます。
<調査概要>
■調査対象/2021年3月~2022年10月に物件を購入し引越しを経験した人および、2023年3月までに購入を検討しており、現在住まい探しをしている18~50歳の男女800名
■調査方法/インターネットによるアンケート調査
■調査期間/2022年10月6日(木)~10月12日(水)
※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります。
<調査結果について>
アットホームでは本調査をはじめ、賃貸物件に住む人や一戸建て・マンションを購入した人などに住まいに関する調査を定期的に行っています。その他に「不動産取引における書類のオンライン化・電子サイン関する実態調査」や「住まい探しで見落としがちな物件情報ランキング」など不動産業界のトレンドに合わせた調査も実施しています。過去の調査結果など詳細につきましては、ぜひお問い合わせください。