当社が管理受託しているアーバニティ王子の共用部改修計画
野村不動産パートナーズ株式会社(東京都新宿区/代表取締役社長 福田 明弘、以下「当社」)は、国土交通省が支援する「マンションストック長寿命化等モデル事業(※)」の「計画支援型」において、当社が管理受託しているアーバニティ王子(東京都北区)の管理組合と協議し、応募した「大規模修繕の実施時期の計画的な見直しによる、緊急性の高い排水管更新の早期実現の検討」が採択プロジェクトとして決定しておりましたが、この度、本事業への補助金交付申請を行い、交付決定通知を受領しましたのでお知らせいたします。
今回の「計画支援型」に認められる事業とは、一定の要件(①区分所有者が10人以上のマンションであること②原則として、当該事業完了後、「工事支援型」の提案を行うことを想定しているものであること)を満たすマンションにおいて、先導性の高い長寿命化等の改修や建替えに向けた事業を実現するために必要な調査・検討等の準備段階の取組として認められる事業と規定されています。
当社は、アーバニティ王子管理組合と協議し、下記の概要の通り、外壁や屋上防水のメンテナンス工事等の実施と大規模修繕工事瑕疵保険の見直しにより、2023年に予定していた大規模修繕工事の実施時期を5年延伸し、長期修繕計画上で予定されていた一時金徴収を回避し、且つ緊急性の高い排水管更新の早期実現と共に高性能化とライフサイクルコストの低減を図る改修計画を承認いただくことで、交付申請をいたしました。
・大規模修繕工事の実施時期延伸のための防水メンテナンス工事の範囲や実施内容については、第三者機関による予備調査を実施し、瑕疵保険の利用を前提とした工事内容を決定。
・外壁や屋上防水の必要なメンテナンス工事を実施することで保険期間が5年間の大規模修繕工事瑕疵保険に加入できる仕組みを利用。同管理組合は5年間の防水保証に加え、修繕積立金会計を健全化することで、大規模修繕工事を安心且つ堅実に延伸。
・来年度「工事支援型」事業に応募し、正式に保険加入検査等を実施予定。
野村不動産パートナーズは、これからも管理業務に関するさまざまな社会課題の解決に正面から向き合い、お客様に「安全・安心」と「快適」を提供する最良のパートナーであり続けることを目指して、管理業務に取り組んでまいります。
※ マンションストック長寿命化等モデル事業
今後急増する高経年マンションについて、適切な維持管理を促進するとともに、改修や建替によるマンションの円滑な再生を図る取組を促進するため、 老朽化マンションの再生検討から長寿命化に資する改修や建替え等を行う先導的な再生プロジェクトを公募し、国が事業の実施に要する費用の一部を補助することにより、 優良事例・ノウハウを収集し、マンションの再生に向けた全国への普及展開を図ることを目的とした事業です。