月曜日, 4月 6, 2026
ホーム商品サービス子育て中の親のくらしと意識に関する調査

子育て中の親のくらしと意識に関する調査

小学校3年生以下の子をもつパパ・ママ対象 ~心と身体の「整え方」の実態を探る~

旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大和久 裕二)のLONGLIFE総合研究所(所長:河合 慎一郎)は、子育て中の親のくらしと意識に関する調査の結果をまとめましたので報告いたします。

Ⅰ.子育て中の親のくらしと意識に関する調査結果

  1. 子育て中のくらしの満足度は10点満点中平均6.9点。約3人に2人(65%)が7点以上と回答

  2. くらしの中で重要と感じている項目とその実現度を比較すると、ギャップが大きいのは「家計」に次いで「親自身の気持ちの切り替えや自分時間の確保」

  3. くらしの満足度が平均点以下の層ほど「気持ちを整える行動」をしていない傾向

  4. くらしの満足度が平均点以下の層の45%は「悩みや気持ちを整える際の相談先がない」と回答。また、満足度に関わらず、AIが相談先として使われている実態も見えてきた

Ⅱ.子育て調査結果の概要

1.子育て中のくらしの満足度は10点満点中平均6.9点。約3人に2人(65%)が7点以上と回答

子育てのある現在のくらしにどのくらい満足しているかを10点満点で尋ねたところ、7点以上と回答した人は65%と約3人に2人を占めました。満足度の平均点は6.9点となっています。性別でみると、7点以上と回答した割合は男性が67%、女性は64%となり、男性の方がやや高い傾向が見られたものの、大きな差は見られませんでした。満足度についての理由を尋ねたところ、7点以上と回答した人からは、「自分の時間は少なくなってもそれ以上に子どもとの時間や子どもの成長が幸せに感じている」「子どもがいることで親自身が経験できていることがある」といった声が寄せられました。

くらしの満足度の点数を付けた理由

2.くらしの中で重要と感じている項目とその実現度を比較すると、ギャップが大きいのは、「家計」に次いで「親自身の気持ちの切り替えや自分時間の確保」

くらしの中で「重要と感じていること」とその「現状の実現度(満足度)」を比較したところ、最もギャップが大きかったのは「家計の状況・見通し」で39%となりました。これに続き、「気持ちの切り替え方(33%)」、「自分の時間の確保(32%)」、「自分の心身の健康状態の良さ(31%)」といった子育て中のパパ・ママ自身の余裕やコンディションに関わる項目でギャップが大きい結果となりました。
一方で、配偶者との家事分担(20%)や配偶者とのコミュニケーション(17%)のギャップは相対的に小さく、子育て中のくらしにおける課題は、「周囲との関係性」よりも、「パパ・ママ自身がどう気持ちや生活を整えていくか」という点に表れやすい傾向がみえます。

現状:各項目に関するあなたの現状をお答えください/重要度:各項目についてどの程度重要だと感じますか

3.くらしの満足度が平均点以下の層ほど「気持ちを整える行動」をしていない傾向

普段、気持ちを整えるためにどのような行動を行っているかを尋ねたところ、くらしの満足度が平均点以下(6点以下)の層では、37%が「気持ちを整える行動を特にしていない」 と回答しました。この結果から、気持ちを整えるための手段や行動を持てていない人が、比較的多い状況が明らかになりました。
一方、平均点以上(7点以上)の層では、特定の行動に偏ることなく、複数の行動が幅広く選ばれている点が特徴的でした。具体的には、「一人で体を動かす(25%)」「家族に気持ちを話して整理する(22%)」「静かに過ごせるスペースや時間帯を確保する(20%)」など、自分に合った“気持ちの整え方”をいくつか持ち、状況に応じて使い分けている姿がみられました。
また、自由回答からも、「ひとりの時間の確保をする」「子どもと一緒に取り組む」「日記など自分の中で整える」「甘いものなどの嗜好品で気分を切り替える」「誰かに話して整理をする」など、気持ちの整え方は人によって異なり、幅のある行動が選ばれていることが見て取れました。

気持ちを整える際に日ごろ行っていること(自由回答)

4.くらしの満足度が平均点以下の層の45%は「悩みや気持ちを整える際の相談先がない」と回答。また、満足度に関わらず、AIが相談先として使われている実態も見えてきた

くらしの満足度が平均点以下の層では、45%が「気持ちを整える際の相談先がない」 と回答しました。悩みや不安を感じた際に、誰にも相談できず、ひとりで抱え込んでいる状況がうかがえます。一方、満足度の平均点以上の層は、家族や友人など身近な人とのつながりを相談先とする割合が高い傾向が見られました。特に家族の差が大きく(+29Pt)、「気持ちを整えるときに支えになる存在として、家族の役割が大きい」ことがうかがえます。
また、「生成AI」を相談先とする人は、満足度が7点以上の層で16%、6点以下の層でも11%と一定数存在しており、園・学校・学童・習い事の先生や、医療・専門機関への相談と同程度となっています。自由回答でも、「人に聞くほどではないことの整理に役立つ」「時間を気にせずやり取りできる」「相手の感情を気にせず話せる」といった声が寄せられ、気持ちの整理をする際の相談先の一つとして、 “AIも選択肢に加わりつつある実態”が見えてきました。

Ⅲ.調査の概要

・調査時期:2026年2月

・調査対象:20歳~59歳の男女(長子中学生以下の子を持つ親)

・有効回答数:5,000人

※主な分析対象:長子小学3年生以下の子を持つ親

Ⅳ.調査の背景

当社は1989年、当時はまだ一般的とは言えなかった共働き家族の家族像や住まい方に着目し、「共働き家族研究所」を立ち上げました。以来37年にわたり、共働き・子育て家族の意識や社会の変化を継続的に見つめ、家族の豊かなくらしとすまいのあり方について調査・研究を重ねてきました。こうした研究は、住まいやくらし方の提案にも反映され、時代にごとに変化する課題に寄り添いながら、家族のくらしを支える取り組みを続けてきました。
これまでの研究では、家事の合理化や家族間のコミュニケーションが、子育て期のくらしを支える重要な要素として整理されてきました。これらは現在においても変わらず大切な視点であると考えています。今回の調査では、そうした視点を土台として、パパ・ママ自身の心や身体のコンディションにも目を向けました。親自身の状態やその整え方が、子育て期のくらしに対する受け止め方や満足感と関係している様子がうかがえます。
子育てを取り巻く環境が大きく変化する中で、親が日々のくらしをどのように整え、どのような支えを頼りに過ごしているのかを丁寧に捉えることは今後ますます重要なテーマです。LONGLIFE総合研究所では、今後もお客様の声に耳を傾けながら、子どもも親も、家族一人ひとりが無理なく自分たちらしく過ごせることを大切に、より良いくらし方や商品・サービスの提案に取り組んでまいります。

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments