金曜日, 1月 30, 2026
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鍵の専門家「ダスキンレスキュー」による玄関鍵の調査報告

意外と知らない鍵の寿命!31.7%が15年以上鍵の交換未経験

株式会社ダスキン(本社:大阪府吹田市、社長:大久保 裕行)が展開するレスキューサービス事業(鍵の駆けつけサービス、以下、「ダスキンレスキュー」)は、全国20~69歳の男女計2,700人を対象に「玄関鍵」に関するインターネット調査を行いました。

【調査ハイライト】

▶玄関鍵の種類には地域差があるが、全体では「刻みキー」と「ディンプルキー」が拮抗

・鍵の形状では、全体の45.4%が「刻みキー」、40.4%が「ディンプルキー」を使用。

・全国と比較すると都心部では防犯性の高い「ディンプルキー」を使用している人の割合が多い。

▶玄関鍵の交換時も、同じタイプの鍵を選びがち

・鍵の交換経験がある人は全体の25%。持ち家や高年齢層で鍵の交換経験率が高い。

・居住後、15年以上1度も鍵を交換したことがない人の割合は、全体の31.7%。

・鍵の交換時、「刻みキー」利用者の60%以上が価格や使い慣れた「刻みキー」を再選択。

・鍵の交換時に「ディンプルキー」に変更した人は、交換理由に防犯性向上を挙げている。

▶防犯性の高い鍵を選ばない理由は、コスト面や環境面が主な要因

・防犯意識が高いと思っている人は全体の約40%。都市部や女性は防犯意識が高い傾向。

・防犯性が低いと認識しつつ、現状の鍵のまま利用している理由は『交換費用が高そう』だから。

【調査概要】

■調査目的 : 玄関鍵に関する利用実態および鍵交換時の行動傾向の把握

■調査対象 : 持ち家または賃貸に居住の全国の20~69歳男女

■調査地域 : 全国

■調査方法 : インターネットリサーチ

■調査時期 : 2025年12月5日(金)~12月8日(月)

■サンプル数: 2,700サンプル  

■有効回答数

・首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)1,040サンプル

・京阪神(大阪・兵庫・京都)780サンプル

・愛知260サンプル

・全国(首都圏・京阪神・愛知除く)620サンプル

※分析にあたり、首都圏と京阪神はそれぞれのエリア性年代構成に合うよう、ウエイトバック集計を実施

玄関鍵の種類には地域差があるが、全体では「刻みキー」と「ディンプルキー」が拮抗

・鍵の形状では、全体の45.4%が「刻みキー」、40.4%が「ディンプルキー」を使用。

・全国と比較すると都心部では防犯性の高い「ディンプルキー」を使用している人の割合が多い。

鍵の形状を聞いたところ、全国では刻みキーの使用率が50%を超えているが、都心部(首都圏・京阪神・愛知)では、ディンプルキーが40%以上である。全体では刻みキーとディンプルキーの使用率は拮抗しており、スマートロックは約6%と普及はこれからと考えられる。

■鍵の種類について

鍵の種類

刻みキー

ディンプルキー

スマートロック

形状

側面にギザギザの刻み(山と谷)がある

表面に複数の穴(ディンプル)がある

カード・暗証番号・指紋など多様な解除方法がある電子錠

日本での普及

1970年代~

2000年代~

2010年代後半~

特徴

構造がシンプルで生産コストが抑えられている

1990年頃、ピッキング被害の急増をきっかけに普及。防犯性が高く、現在の新築住宅で主流となっている

鍵の紛失リスクを減らすことや遠隔操作ができるなど利便性が高い

画像(例)

刻みキー
ディンプルキー
スマートロック

玄関鍵の交換時も、同じタイプの鍵を選びがち

・鍵の交換経験がある人は全体の25%。持ち家や高年齢層で鍵の交換経験率が高い。

・居住後、15年以上1度も鍵を交換したことがない人の割合は、全体の31.7%。

・鍵の交換時、「刻みキー」利用者の60%以上が価格や使い慣れた「刻みキー」を再選択。

・鍵の交換時に「ディンプルキー」に変更した人は、交換理由に防犯性向上を挙げている。

入居時以降に玄関鍵の交換経験がある人は全体の25%で、持ち家や高年齢層で交換経験率が高い。交換理由は「玄関ドアの修理や交換に伴い、鍵を交換する必要があったから」や「より防犯性の高い鍵にしたかったから」など多岐にわたって挙げられた。居住後、15年以上鍵を交換したことがない割合は31.7%であり、そのうち刻みキーを利用している使用者は58.4%であった。

鍵の交換経験がある人の交換前の鍵タイプは刻みキーが最多であり、全体の63.7%。居住年数が長いほど刻みキーの使用者が多く、居住20年以上だと80%以上が刻みキーを使用しているという結果となった。

鍵の交換時、刻みキーの使用者の61.1%が刻みキーに、ディンプルキー使用者は84.8%がディンプルキーに交換しており、交換時も同じタイプを選ぶ傾向が見られた。ディンプルキーに交換した選択理由として「防犯性が高いと思ったから」を挙げた一方、刻みキーに変えた人は「使いやすかったから」「価格が安かったから」を選択し明確な差が見られた。

防犯性の高い鍵を選ばない理由は、コスト面や環境面が主な要因

・防犯意識が高いと思っている人は全体の約40%。都市部や女性は防犯意識が高い傾向。

・防犯性が低いと認識しつつ、現状の鍵のまま利用している理由は『交換費用が高そう』だから。

防犯意識の高さを尋ねたところ、約40%が「高い(高いほうだと思う+どちらかと言えば高いほうだと思う)」、約20%が「低い(低いほうだと思う+どちらかといえば低いほうだと思う)」と回答。全体と比較すると首都圏で「高い」と回答した人が多い傾向だった。総じて男性より女性のほうが防犯意識は高く、特に20歳代と60歳代にその傾向が強く見られた。さらにスマートロック利用者で防犯意識が高いと回答した人が多いという結果になった。

現在使用している鍵について防犯性に対する意識を聞いたところ、刻みキーの使用者のうち45%が防犯性は「低い」と認識していた。一方、ディンプルキーやスマートロックの使用者は防犯性が「高い」という回答が50%以上でした。防犯性が「低い」と感じていながらも防犯性の高い鍵にしない理由は、「交換費用が高いから/高そうだから」「賃貸なので勝手に交換できないから」といった回答が多く、防犯性よりも費用や居住環境といった制約が優先されている実態が明らかになった。

居住年数が長くなるほど、鍵の摩耗や不具合のリスクは高まります。15年以上、鍵を使い続けている(鍵の交換経験がない)人が全体で31.7%にのぼります(表④)。さらに鍵の耐用年数に関する質問をしたところ63%以上が「わからない」と回答。鍵のメンテナンスに関する認識が十分ではない可能性があることも確認されました。こうした状況のまま適切なタイミングで鍵の交換や点検を行わない場合、突然の故障につながるおそれがあると考えられます。

【鍵の専門家コメント】ダスキン レスキューサービス事業 統括テクニカルマネジャー 玉置 恭一

今回の調査では、居住15年以上で鍵を一度も交換したことがない方が一定数いることがわかりました。鍵は15年以上使用すると故障のリスクが高まり、場合によっては家に入れないようなトラブルに発展する可能性があるため、早めのメンテナンスや交換を検討していただきたいです。また、1990年代までは主流だった刻みキーはピッキング被害の増加を背景に、防犯性に優れたディンプルキーが新築住宅の標準となってきた経緯があります。鍵の故障や紛失をきっかけにするだけでなく、刻みキーを使用している場合には、防犯性の観点からも見直しを進めていただければと思います。住まいと大切な資産を守り、侵入窃盗や強盗などの被害を未然に防ぐためにも、まずは日常的に施錠することを習慣化することが大切です(5分程度の外出でも必ず施錠する)。その上で、ご自身の住まいに合った適切な防犯対策を進めていきましょう。

【参考】

 <玉置 恭一(たまき きょういち)プロフィール>

鍵業界歴25年。鍵職人としてテレビ東京系列『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ︕』の「開かずの金庫を開けろ︕」など多数のメディアに出演。2022年2月よりダスキンレスキューの統括テクニカルマネジャーとして後進の育成にあたるとともに、防犯アドバイザーとしてセミナーも多数開催。

<レスキューサービス事業(https://www.duskin.jp/rescue/)>

鍵の修理・交換、鍵や金庫の解錠など、鍵に関するお困りごとを確かな技術と適正な料金で解決する「鍵の駆けつけサービス」を提供。2026年1月よりフランチャイズ展開を開始し、全国へサービス提供範囲を拡充してまいります。

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