木曜日, 1月 29, 2026
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競売不動産2年連続物件数増/2025年の出品数12,382件に

2008年から競売不動産のデータを収集・解析している一般社団法人不動産競売流通協会(所在地:東京都港区芝大門2-10-1、代表理事 青山 一広、以下当会)は、当会が運営する競売情報検索サイト「981.jp」の保有データを元に、2024年の競売不動産の出品データを公表いたします。

◇ 競売情報検索サイト https://981.jp/

■近年の競売市場の背景

リーマンショック直後の2009年、国内の競売不動産出品数は6万件を超え、競売市場は金融危機の影響を色濃く反映する局面を迎えました。

その後、企業や個人の資金繰り・住宅ローン返済を支援する目的で中小企業金融円滑化法(いわゆるモラトリアム法)が施行され、金融機関による貸付条件変更が広く認められるようになります。これにより、2010年および2011年には競売物件数が急減し、競売市場は一時的に大きく落ち着きを取り戻しました。

同法は2013年に終了しましたが、市場では「猶予の反動による倒産増加」「競売物件の急増」を懸念する声が少なくありませんでした。しかし実際には、金融機関の対応姿勢は大きく変わらず、2014年以降も競売不動産の出品数は毎年緩やかな減少を続ける結果となりました。

このように、競売市場は制度・金融環境の影響を強く受けながら、長期にわたり低水準で安定推移してきた市場であり、近年見られる出品数の増加傾向は、こうした流れの中で生じた久々の変化として注目されます。

2025年の競売不動産

競売物件数は12,382件で、2024年の11,415件から967件増加しました。

再出品を含むトータル出品数は17,684件で、前年比1,333件の増加となりました。

物件種別の内訳は戸建てが70%、マンションが20%、土地が10%となっています。

前年に続き競売物件数が増加する結果となり、競売市場における増加傾向が継続していることが明確となりました。増加幅は前年(2024年)を大きく上回っており、物件供給の動きが一段と活発化している点が2025年の特徴といえます。

今後は、金融環境の変化や不動産価格の調整局面を背景に、競売市場が投資機会として一層注目されるとともに、出品数・落札動向の両面で動きが活発化する展開が想定されます。

その他、都道府県の比較や入札数等のデータをホームページで公開しています。

参考)https://fkr.or.jp/stats/

【会社概要】

商号   : 一般社団法人 不動産競売流通協会

本店所在地: 〒105-0012 東京都港区芝大門2-10-1 第一大門ビル7階

設立   : 2008年12月

代表者  : 代表理事 青山 一広 (あおやまかずひろ)

事業内容 : 競売を扱う不動産会社が加盟する団体、競売不動産の分析と情報交換事業

・WEBサイト https://fkr.or.jp/

・資格試験 「競売不動産取扱主任者」 https://fkr.or.jp/certification/

・競売情報検索サイト https://981.jp/

【お問い合わせ先】

競売不動産に関する考察や今後の展望等、取材や講演依頼のご相談はお気軽にお申し付けください。

お問い合わせフォーム https://fkr.or.jp/crm/inquiry/fkr

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