木曜日, 1月 8, 2026
ホーム調査レポート【なぜスチール階段が選ばれるのか】スチール階段は“家の印象を決めるデザイン材”へ──住宅設計者1,011名の調査で判明した最新潮流

【なぜスチール階段が選ばれるのか】スチール階段は“家の印象を決めるデザイン材”へ──住宅設計者1,011名の調査で判明した最新潮流

メーカー選定の傾向、採用理由、設計経験別の価値観から読み解く階段設計の未来

カツデン株式会社(本社所在地:東京都台東区、代表取締役:坂田 清茂)は、住宅設計者を対象に「住宅設計における階段・吹抜け・スチール製階段の市場動向」に関する調査を実施しました。

住宅設計において、「階段」は単なる移動のための設備から、空間を印象づけるデザイン要素へと進化しています。

吹抜けやリビング階段など、開放感を演出するデザインに人気が集まる中、特にスチール製階段はその強度と意匠性の高さから注目を集めています。

では、住宅設計者はどのような視点で階段を設計しているのでしょうか。

そこで今回、カツデン株式会社https://kdat.jp/)は、住宅設計者を対象に、「住宅設計における階段・吹抜け・スチール製階段の市場動向」に関する調査を実施しました。

調査概要:「住宅設計における階段・吹抜け・スチール製階段の市場動向」に関する調査

【調査期間】2025年11月18日(火)~2025年11月19日(水)

【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査

【調査人数】1,011人

【調査対象】調査回答時に住宅設計者と回答したモニター

      ※この1年間で住宅の計画・建築の設計をした方

【調査元】カツデン株式会社(https://kdat.jp/)

【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

スチール階段も吹抜けも、いまや“住宅設計の定番”に

はじめに、「この1年間で計画・建築した物件のうち、どれくらいの割合でリビングにスチール製階段を採用したのか」を、採用率(=スチール階段採用件数:1,639件÷ 年間建築件数:4,665件) で算出しました。

その結果、『スチール階段の全体採用率は35.1%』 となり、3件に1件以上の住宅でスチール階段が採用されていることが明らかになりました。

スチール階段は、もはや一部のデザイン住宅だけに使われる特殊な存在ではなく、一般的な住宅設計において、定番の選択肢として定着しつつあるといえます。

さらに、設計者ごとの採用傾向をより詳しく把握するため、採用率を4つのカテゴリに分けてみると、以下のような特徴が浮かび上がりました。

・採用なし(0%)…… 9.2%

たまに採用(〜20%)…… 17.3%

半数以下で採用(20〜50%)…… 53.7%(最多)

半数以上で採用(50%〜)…… 19.8%

※本分析では「採用件数」ではなく、「年間建築件数に対する採用率」をもとに分類しています。

最も多かったのは『半数以下で採用(20〜50%)』で、全体の過半数(53.7%)を占めました。

『半数以上で採用(50%〜)』と回答した設計者も約2割に上り、スチール階段は “特別なケースで選ぶ設備” ではなく、日常的に採用される設計要素へと定着していることがうかがえます。

次に、「この1年間で計画・建築した物件のうち、どれくらいの割合で吹抜けプランを採用したのか」を採用率で分析したところ、全体の約9割が1件以上の採用経験があると回答し、吹抜けが住宅設計における一般的な要素として広く根付いていることが明らかになりました。

採用率を4区分に整理すると、

・採用なし(0%)…… 10.8%

たまに採用(〜20%)…… 8.3%

半数以下で採用(20〜50%)…… 51.4%(最多)

半数以上で採用(50%〜)…… 29.5%

※本分析では「採用件数」ではなく、「年間建築件数に対する採用率」をもとに分類しています。

最も多かったのは『半数以下で採用(20〜50%)』で、全体の過半数(51.4%)を占め、『半数以上で採用(50%〜)』も約3割に上っています。

吹抜けは採光・通風の確保だけでなく、LDKの立体的な奥行きや視線の抜けを生み、「空間価値を高めるための設計要素」として標準化しつつある ことが、採用率データから明らかになりました。

メーカー選定は“大手指名”が多数。しかしアルミとスチールを混同するケースも明らかに

では、住宅設計者は金属製階段を採用する際、どのメーカーを採用しているのでしょうか。

「住宅用の金属製階段について、特に採用しているメーカー」を尋ねたところ、以下の結果となりました。

1位:三協アルミ(三協立山)(47.1%)

2位:LIXIL(45.2%)

3位:カツデン(19.6%)

4位:YOKOMORI(17.1%)

5位:デザインアーク(12.9%)

5位:アイチ金属(12.9%)

上位には大手の住宅設備・建材の総合メーカーが並んでおり、設計者が“普段から取扱頻度の高いメーカーをそのまま階段カテゴリーにも選択している”傾向が見て取れます。

「三協アルミ」「LIXIL」は金属製建材に強みはあるものの、スチール階段・スチール手すりのラインナップは持っていません。

しかし、今回の調査では スチール階段を採用したと回答した設計者の中に、メーカー選択がこの2社のみだった回答者が73名存在しました(全体の約7.2%)。

このことから、一部の設計者においては、

・アルミ製とスチール製の違いが十分に認識されていない

・“手すり”など周辺製品と階段本体を混同している

可能性が考えられます。

アルミ製とスチール製では用途・特性が大きく異なり、

・アルミ→軽量・低コスト

・スチール→デザイン性・強度・空間演出重視

と役割が明確に分かれます。

階段を選定する際は、素材ごと、メーカーごとの特性を考慮に入れることがベストですが、いかに設計者であろうとも全員が理解するのは難しいということが浮き彫りになりました。

次に、「階段メーカーを選ぶ際に重視するポイント」を尋ねたところ、『品質(55.9%) 』が最も多く、『価格(40.0%)』『デザイン(34.9%)』『納期(29.2%)』と続きました。

上位を見ると、価格優先ではなく、「品質」を軸にしながら「価格」や「デザイン性」とのバランスを取るという判断が主流であることがわかります。

一方で、「営業能力」「設計能力」「特注対応力」といった、メーカー側のサポート体制に関する項目も一定の割合を占めました。

とくに階段は間取り・開口寸法・安全基準などさまざまな条件が絡むため、選定ポイントになりやすいようです。

また、リビングにスチール製階段を採用した件数ごとに、「階段メーカーを選ぶ際に重視するポイント」を比較したところ、件数に応じて重視するポイントが大きく変化する傾向が見られました。

採用件数が年間1〜2件の層では、『品質(49.5%)』『価格(47.5%)』と、両者をバランス良く重視する傾向が見られました。経験している件数が少ないため、安心できる「品質+価格」のバランスで選んでいるともいえるでしょう。

採用件数が年間3〜4件の中間層では、『品質(55.9%)』『価格(34.8%)』『デザイン(33.3%)』と重視点が変化しました。価格に引っ張られることが減り、品質だけでなく、デザイン性も高いメーカーを選ぶ傾向があるようです。

さらに、採用件数が年間5件以上の上級層では『品質(60.2%)』『デザイン(41.2%)』『価格(38.1%)』と続きました。

また、『設計能力』や『特注対応力』をより求める傾向も見られ、年間件数が多い経験豊富な層になるとスチール階段の自由度や構造への理解が深まり、標準品ではなく「高い設計対応力」を持つメーカーを求めていることが明らかになりました。

カツデンを選ぶのは「中級〜上級の実務派」──デザイン×品質×納期を重視する層から高評価

では、どのような条件のときにカツデンを選んでいるのでしょうか。

「年間のスチール階段採用件数 × メーカー選定時の重視点」で分析した結果、カツデンは『中級設計者層〜一部上級設計者層』から最も高い支持を得ていることが明らかになりました。

カツデン利用者は、『デザイン性(31.8%)』『品質(51.5%)』『納期(37.9%)』と、価格よりも「機能美×納期のバランス」を重視する傾向が強く、「フル特注までは不要だが量産型ではデザイン不足」を感じている採用件数中間層をメインに、採用件数が多い上級層にも一部支持されていることがわかります。

デザイン性を求めながらも、工期管理や現場対応も重視する“実務派”が多く採用しているといえるでしょう。

スチール階段は「空間価値を高めるためのデザイン材」として採用が進む

最後に、「リビングにスチール製階段・手すりを採用する理由」を尋ねたところ、『デザイン性が高く空間のアクセントになるから(45.6%)』『素材感や質感が上質で高級感があるから(39.3%)』『木製階段よりも自由なデザインができるから(33.8%)』が上位に並び、実用面よりも意匠性・空間演出性を重視した項目が目立ちました。

とくに近年は「LDK一体型の大空間」として設計されている住宅が増えているため、リビングに階段を設置し、階段が住宅の世界観を形づくる“主役級のデザイン要素”として評価されています。

そのような“見せる空間”の中で、

・スケルトン構造による抜け感

・細いラインが生むシャープさ
・素材の質感による高級感演出

・木製では難しい造形の自由度

といった「スチール製階段ならではの魅力」が、施主・設計者の双方から強く支持されていると考えられます。

スチール階段は、住まいの印象を決定づける“デザインの核”として、今後も住宅設計における存在感をさらに高めていくでしょう。

まとめ:スチール階段は「空間価値を高める設計戦略」へ──設計者の選択行動から見える市場の現在地

今回の調査を通じて、住宅設計における階段の役割は大きく変化していることが明らかになりました。

スチール製階段は単なる構造材ではなく、吹抜けやリビング階段といった開放的な空間づくりを支える「デザインの核となる存在」として広く採用されており、年間採用件数でも9割以上の設計者が「1件以上」採用している結果となりました。

さらに、採用件数別に重視点を見ると、採用件数が少ない層では「品質×価格」のバランスを軸に選定する一方で、採用件数が増える層ほど「デザイン性」「特注対応力」「設計能力」といった、高度な意匠性や対応力を求める志向へと遷移していました。

この結果は、設計者の成熟度とともに、階段が持つデザイン的ポテンシャルへの理解が深まり、より高い表現力を求める傾向が強まっていることを示しています。

メーカー選択においても、普段扱う住宅設備・建材メーカーをそのまま階段カテゴリに当てはめる傾向が見られる一方、スチール製階段の専門性を踏まえた正しい素材選択が十分に周知されていない現状も浮き彫りになりました。

とくにアルミ製建材メーカーを階段の主要採用先として回答した層が一定数存在していたことは、アルミとスチールの違いを正しく理解する重要性を示唆しています。

総じて、スチール階段は「空間価値を高めるためのもの」として位置づけられ、デザイン・質感・強度・施工性を総合的に満たす選択肢として、今後も採用が拡大していくことが予想されます。

住宅の表情を決定づける存在として、スチール階段の役割はますます強まっていくでしょう。

空間価値を引き上げる、デザイン性 × 機能性を備えたカツデンのスチール階段・手すりシリーズ

・階段手すり

木製造作階段の上に設置するタイプの手すり。

階段を壁で囲わず、スチール手すりにすることで、空間が開けて広々と感じられるようになります。

お子様でも握りやすい横桟、側面からの落下を抑制するガラスなど、目的や用途に合わせて面材を選択することができます。

・シースルー階段【Objea(オブジェア)】

ささら桁、手すり、段板がカスタマイズでき、様々な間取りへの対応力とシンプルなデザインが魅力の人気No.1シースルー階段

https://kdat.jp/products/staircase/objea/

・箱段坂階段【Gradea(グラディア)】

大空間に見劣りしない圧倒的な存在感。訪れる人を魅了し、心癒される空間へ。『Gradea(グラディア)』と描く理想の暮らしを。

https://kdat.jp/products/staircase/gradea/

・シースルーらせん階段【Modelia(モデリア)】

ファッションモデルを思わせる、細く気品ある佇まいから名付けられました。

「スチール製らせん階段はオーダーメイド」の常識を覆し、国内で唯一、デザインと強度を高いレベルで両立した規格化商品です。

水平垂直のラインが多い室内空間で、3次元の曲線が「ありきたりじゃない家」をつくり出します。

https://kdat.jp/products/staircase/modelia/

【会社概要】

<本社>

TEL:03-5812-2291(代表)

03-5812-2295(階段)

FAX:03-5812-2297

<概要>

設立:2003年2月(カツデン株式会社より分社)

代表取締役:坂田 清茂

資本金:7,000万円

社員:210名※2023年6月現在

年商:42.2億円(2025年5月期)

<事業内容>

・住宅用階段、らせん階段の製造及び販売

・住宅関連製品の製造及び販売

・サイクルスタンド、車止め及び関連商品の製造及び販売

・薪ストーブの製造

■カツデン株式会社:https://kdat.jp/

■お問い合わせ:https://kdat.jp/contact/

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