「ECO ONE SOLAR®」を全面リニューアル──災害対策と“10年先の家計”を同時に守る、住宅設備用UPS+PVシステムを発売
慧通信技術工業株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:粟田 隆央、以下「慧通信」)は、2019年の房総半島台風(令和元年台風15号)で顕在化した長期停電リスクを契機に開発した、太陽光発電連動型ハイブリッド給湯システム「ECO ONE SOLAR®(エコワンソーラー)」を全面リニューアルし、公式サイト「ECO ONE SOLAR®」ブランドページおよび新しい設計ツール群を公開しました。
今回のリニューアルでは、
「停電しても、止まらない暮らし。」
「生活に必要な最小限くらい自給したい。」
「円安やインフレから、これから10年の暮らしを守りたい。」
というコンセプトのもと、災害時のライフライン確保とエネルギーインフレへの“生活防衛策”を、住まいレベルで設計できる仕組みを整えています。
背景:長期停電とインフレが “当たり前のリスク” になった時代に
2019年の房総半島台風では、千葉県を中心に最大約64万戸が停電し、完全復旧まで約2週間を要しました。
給湯器、トイレ、冷蔵庫、通信機器など、住宅設備の多くは電源とマイコン制御に依存しており、停電は生活機能そのものを止めてしまいます。
一方で、ここ数年は電気・ガス料金の高騰や円安、物価高が家計を圧迫し、
「災害に備えたいが、同時に毎月の光熱費も抑えたい」
という相反するニーズが生まれています。
慧通信は、防災無線局や病院向けのオフグリッド電源/UPSで培った技術を住宅分野に応用し、2019年にECO ONE SOLAR®を製品化。発売から6年が経過した現在、災害対策と日々の光熱費削減を実感するユーザーも増えてきたことから、今回の全面リニューアルに至りました。
製品概要:給湯・トイレ・冷蔵庫・通信を守る「住宅設備用UPS」
ECO ONE SOLAR®は、以下の特徴を持つ住宅設備用UPS+太陽光発電システムです。
太陽光発電を優先利用するオフグリッド給湯
日中の余剰PV電力を使って高効率ヒートポンプでお湯を沸かし、ガス使用量とCO₂排出を大幅に削減。
停電時でも“お風呂・トイレ・冷蔵庫・通信”が継続
停電対策ユニット(オフグリッド電源)により、停電時でも給湯・冷蔵庫・トイレ・通信機器など、生活必需設備へ優先的に電力を供給。
エネルギーインフレへの“長期ヘッジ”
太陽光自家消費と高効率給湯により、今後10年の電気・ガス料金上昇に対して、実質的な固定費圧縮効果を狙う設計が可能。
グリーンリフォームローン対応
住宅金融支援機構「グリーンリフォームローン」10年固定金利に対応し、“インフレに強い住宅インフラ投資”として位置づけることができます。
製品概要・導入メリットの詳細は、公式サイトをご覧ください。
▶ ECO ONE SOLAR® 製品サイト:https://www.ecoone.jp/
新公開①:1室単位で「エアコン×PV×蓄電池」を設計できる無料ツール
どのくらいのエアコン能力が本当に必要なのか、
その負荷を支えるために、どれくらいのPV容量・蓄電池容量が妥当なのか――。
こうした“住宅1室レベル”の疑問に答えるため、慧通信は**「エアコン必要能力+ECO ONE SOLAR®設計ツール」**を新たに公開しました。
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UA値(断熱レベル)、天井高さ、部屋の位置(角部屋/最上階など)
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想定外気温と目標室温(夏・冬)
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換気・すき間風、運転時間
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日射条件(地域差)、停電時に確保したい時間 など
を入力すると、
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必要冷房/暖房能力(kW)
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夏冬それぞれの1日あたりエアコン電力量
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それをまかなうためのPV容量の目安
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停電時のバックアップに必要な蓄電池容量の目安
を、ユーザー視点でわかりやすく表示します。
▶ 「どんな設計が最適か?」を考える設計ツール
https://www.ecoone.jp/calc/hvac-calc.php
新公開②:光熱費・インフレ・ローンをまとめて比較できる「10年シミュレーション」
ECO ONE SOLAR®の導入は、“災害対策”であると同時に“大きな設備投資”でもあります。
そこで、当社では「停電対策+光熱費+インフレ率シミュレーション」ページも公開しました。
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現在の電気料金(kWh単価+燃料調整費+再エネ賦課金)
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ガス単価・基本料金、給湯条件
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太陽光発電容量、ヒートポンプ効率
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グリーンリフォームローン年数・金利
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予想エネルギーインフレ率
などを入力することで、
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「ガス給湯のみ」の場合の10年累計コスト
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ECO ONE SOLAR®導入後の10年累計コスト
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ローン返済額を含めた“10年後のトータル収支”
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「10年前から導入していたら、どのくらい差が出ていたか」の参考イメージ
を、“10年先の自分が『買っておいてよかった』と思えるかどうか”という軸で可視化します。
▶ 「それはいくらで、投資回収の見込みは?」を見る10年シミュレーション
https://www.ecoone.jp/calc/
メッセージ:10年先の「買っておいてよかった」を、いま選ぶということ
停電しても、止まらない暮らし。
生活に必要な最小限くらい自給したい。
円安やインフレから、これから10年の暮らしを守りたい。
ECO ONE SOLAR®は、この3つの願いに同時に応えることを目指した、
“住宅設備用UPS”という新しいカテゴリーの製品です。
これからも慧通信は、オフグリッド電源やUPS、直流配電などの技術を活かし、
「大規模インフラだけに頼らない暮らし方」を支えるソリューションを提供してまいります。
製品・サービス概要
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製品名:ECO ONE SOLAR®(エコワンソーラー)
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カテゴリ:住宅設備用UPS+太陽光発電・ハイブリッド給湯システム
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主な保護対象:給湯、トイレ、冷蔵庫、通信機器などの住宅設備
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主な特長:
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太陽光発電優先のオフグリッド給湯
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停電時のライフライン(お風呂・トイレ・冷蔵庫・通信)の継続
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エネルギーインフレを見据えた光熱費削減
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グリーンリフォームローン対応
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製品サイト:https://www.ecoone.jp/
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設計ツール(HVAC+PV/蓄電池):https://www.ecoone.jp/calc/hvac-calc.php
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10年シミュレーションツール:https://www.ecoone.jp/calc/
会社概要
会社名:慧通信技術工業株式会社
所在地:〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町8-2
事業内容:
オフグリッド電源/直流配電(DC)/計測・監視/データ保全/可搬型大容量UPS/設計・製造・運用/AIデータセンター向け電源・ネットワークインフラ、防災関連ソリューションの企画・設計・コンサルティング
URL:https://www.ieee802.co.jp/
本リリースに関するお問い合わせ先
慧通信技術工業株式会社
エコワンソーラー営業部
お問い合わせフォーム:
https://www.ieee802.co.jp/contact_ecoone