建築現場においてもDXを積極導入!今期13%の生産性向上を目指して
ケイアイスター不動産株式会社のグループ会社Casa robotics株式会社は、さらなる生産性向上を目指し、2022年6月に建築現場用ウェアラブルカメラを用いたリモート支援の取り組みを開始いたしました。これにより広域にわたる規格型平屋注文住宅IKI(イキ)の建築予定地調査の際の移動時間を削減し、今期13%(※1)の生産性向上を目指します。
ケイアイスター不動産株式会社(本社/埼玉県本庄市、代表取締役/塙 圭二、以下「当社」と言う。)のグループ会社Casa robotics株式会社(本社/群馬県高崎市、代表取締役/細谷 竜一、以下「カーザロボティクス」と言う。)は、さらなる生産性向上を目指し、2022年6月に建築現場用ウェアラブルカメラを用いたリモート支援の取り組みを開始いたしました。これにより広域にわたる規格型平屋注文住宅IKI(イキ)(以下「IKI」と言う。)の建築予定地調査の際の移動時間を削減し、今期13%(※1)の生産性向上を目指します。
リモート支援イメージ
※1…1ヵ月の労働時間を160時間(8時間×20日)、年間の労働時間を1,920時間(160時間×12ヵ月)と定義し、リモート支援1回における移動時間の削減を4時間とした場合、最大で年間240時間(4時間×60件)を削減。
- リモート支援導入の背景
カーザロボティクスは、全ての展示場にビデオ接客システムを設置し、2021年6月にはロボット部を設立するなど、テクノロジーを活用したリモート(遠隔)接客に注力してきました。リモート接客により、北関東に合計10ヵ所ある展示場のいずれにお客様がご来場となっても、1名の専属スタッフによって、移動の時間をかけることなく瞬時に対応できます。その結果、専属1名につき、ひと月で最大80回程度の無人内覧に対応可能となり、初回接客における生産性の大幅な向上に寄与しております。
そこで、カーザロボティクスではさらなる生産性向上を目指し、営業部門だけでなく生産管理部門においてもリモート技術の導入を検討し、今回のリモート支援の導入に至りました。
- 5月にトライアルとして効果検証を実施
これまでカーザロボティクスでは、営業部門が行う建築予定地の現地調査(※2)において、一部の専門的な部分を、群馬県高崎市にある本社に勤務する生産管理部門の担当者が現場に赴き調査を行っていました。IKIは群馬県、栃木県、茨城県の3県に営業拠点を構えており、さらに埼玉県を加えた4県に合計10ヵ所の展示場があります。エリアの拡大に加え、近隣の県からの受注も増加したことで建築現場の範囲が広域に及び、群馬県にある本社から現場に向かう担当者の移動時間は増加傾向にあり、そのことが生産性向上の阻害要因となっていました。
そこでカーザロボティクスは、2022年5月にトライアルとして、栃木県日光市の現場でウェアラブルカメラを用いたリモート支援を実施しました。建築予定地に赴いた営業部門担当者はウェアラブルカメラを取り付けたヘルメットを装着し、現場の映像をリアルタイムにリモートに送信することで、本社の生産部門担当者とコミュニケーションしながら調査の支援を受けることが可能です。トライアルにおいては、調査支援のリモート化による本社生産部門担当者の生産性向上の効果検証を行いました。
本社側でのリモート支援風景
その結果、1回のリモート支援実施につき従業員の移動時間を5時間削減することに成功しました。この結果をもとにカーザロボティクスでは、6月より栃木県と茨城県でウェアラブルカメラを本格運用し、生産管理部門がリモート支援を行うこととしました。今期は40~60回のリモート支援実施を見込み、カーザロボティクスでの生産性を最大で13%(※1)向上させていくことを目標とします。
※2…現地調査とは、建物を建てる土地のライフラインや前面道路の状況、越境物の有無、高低差の確認などの調査のこと。
- 今後について
新規出店やマーケティング強化に伴って受注棟数が伸びる中、ウェアラブルカメラの活用によって、少数の生産管理部門担当者でより多くの現地調査のリモート支援に対応できるような体制を整えてまいります。少数の担当者が多くのリモート支援を行うことで、新人や未経験者であっても経験・知見をより早く蓄積でき、結果として現地調査の品質を高めることにつながります。
さらに今後は、リモート支援技術を施工管理(現場監督)業務にも応用することでより幅広い職種での生産性向上と現場の品質向上を図っていきます。
■ 規格型平屋注文住宅「IKI」とは
「シンプルでコンパクトな暮らし」をデザインの基軸に、構造上の安全性を確保、規格型を採用したことでわかりやすく、住まう人のスタイルにフィットする間取りプランを揃えました。すべてのプランで16帖以上のゆとりあるリビングがあり、お子様の勉強やリモートワークにも役立つスタディーカウンターを標準設置しています。また、あらゆる方位に適応する各方位の玄関ユニット(6帖)により住宅の外枠を変えること無く、間取りブロックの配置換えのみで自在に間取りを変更できます。
一般的に平屋は二階建て住宅と比較すると坪単価が割高で高額というイメージがありますが、カーザロボティクスの平屋は、シンプル+スマート+効率的+ローコストによる無駄を省いた商品で、建物本体価格は、17坪(約57.9㎡)649万円(税込)~となります。商品名の「IKI」には、多様化、個性化する現代人が住まいに求めるものも多様化する中、かつて平屋が中心となっていた江戸時代に生まれた日本の生活美意識「粋」から、思いきり自分らしく、粋に暮らして欲しいという想いを込めました。IKIは一般社団法人全国住宅産業協会が主催する「第11回優良事業表彰」の企画・開発部門において、最高賞となる「特別賞」を受賞いたしました。
規格型平屋注文住宅 ひら家IKIサイト:https://hiraya.ai/
■ Casa robotics(カーザロボティクス)株式会社とは
非接触型営業やVRでの内覧、インターネットやアプリなど新たな技術を活用した接客とマーケティングに力を入れるため、2020年11月に設立。様々なテクノロジーの活用によって店舗の運営コストを低減し、高品質·低価格な規格型注文住宅の提供を目指します。さらに、スマートロックなどのIoT機器による住宅のスマート化に対応し、快適に過ごせる環境を提供しております。
【会社概要】
社 名 Casa robotics株式会社
代 表 代表取締役 細谷 竜一
所在地 〒370-0851 群馬県高崎市上中居町1619-2
TEL:027-329-7756 FAX: 027-329-6336
資本金 1,000万円
設 立 2020年11月27日
U R L https://www.casa-robo.ai/
事業内容 住宅建築請負、IoTを活用したスマートホームの企画·設計、住宅のVR/非接触型
内覧システムの企画·運用、注文住宅検討アプリの企画·開発
■ケイアイスター不動産株式会社とは
「豊かで楽しく快適なくらしの創造」を経営理念に、「すべての人に持ち家を」をミッションとし、『高品質だけど低価格なデザイン住宅』を提供しています。仕入れから販売までを一気通貫で行うリアル×テクノロジーの基盤である「KEIAIプラットフォーム」を構築。テクノロジーの積極的な導入とコンパクト戸建住宅による独自のビジネスモデルによって、国内分譲住宅市場シェアを図ります。今後も不動産業界のDXを牽引するリーディングカンパニーとして、価値ある分譲住宅を提供していきます。
戸建分譲事業を中心に、1都1府15県(宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、兵庫、福岡、佐賀、熊本、大分)で展開。年間5,400棟(土地含む)以上を販売(※)しています。2022年3月期の売上高は1,843億円(※)。一般社団法人日本木造分譲住宅協会の立上げに参加し、国産木材の利用を促進するなどESGにも力を入れています。
2021年、経済産業省「新・ダイバーシティ経営企業100選」「DX認定事業者」認定、「2021年度グッドデザイン賞」受賞。(※グループ連結数値)
【会社概要】
社 名 ケイアイスター不動産株式会社(コード番号:3465 東証プライム市場)
代 表 代表取締役 塙 圭二
所在地 〒367-0035 埼玉県本庄市西富田762-1
資本金 4,809百万円(2021.9.28現在)
設 立 1990年11月
従業員数 2,078名(連結 / 2022.4.1現在)
URL https://ki-group.co.jp/
事業内容 戸建分譲事業、注文住宅事業、総合不動産流通事業 ほか
【リリースPDF】
https://prtimes.jp/a/?f=d29869-20220628-f4e374828471fe82131a4e058b5c6995.pdf
【報道関係者からのお問合せ先】
ケイアイスター不動産株式会社 戦略開発本部 PR課
TEL:03-6259-1750 FAX:03-6551-2567 E-mail:press@ki-group.co.jp