金曜日, 12月 27, 2024
ホーム調査レポートいい部屋ネット「住みたい街ランキング 2022<関西版>」発表

いい部屋ネット「住みたい街ランキング 2022<関西版>」発表

大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林克満)は、関西(2府4県内)居住者を対象に、過去最大級の居住満足度調査を行い、「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2022<関西版>」として集計しました。

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•近接駅を統合しています。2つ以上近接駅を統合した場合は、駅名の後にA(area)を付記しています。
•梅田A:梅田・大阪梅田(阪急神戸線)・大阪梅田(阪神本線)・大阪・北新地・西梅田・東梅田、神戸三宮A:三ノ宮・神戸三宮(阪急神戸線)・神戸三宮(阪神本線)・神戸三宮(神戸高速鉄道東西線)・三宮・花時計前、神戸A:高速神戸・神戸・ハーバーランド、明石A:明石・山陽明石、天王寺A:阿倍野(地下鉄谷町線)・阿倍野(阪堺電気軌道上町線)・大阪阿部野橋・天王寺(地下鉄御堂筋線)・天王寺(JR大阪環状線)・天王寺駅前、高槻A:高槻・高槻市、なんばA:大阪難波・JR難波・なんば・難波、岡本A:岡本・摂津本山、福島A:新福島・福島(阪神本線)・福島(JR大阪環状線)
•住みたい街(駅)ランキングは、関西居住者の2022年回答を関西の駅を対象としてランキングを集計しています。住みたい街(自治体)は、関西居住者の2022年回答を全国の自治体を対象としてランキングを集計しています。
•行政区はまとめて一つの自治体として集計していますが、大阪市・京都市・神戸市・堺市は昨年と同様に行政区を分けて集計しています。
•昨年は関西のみの自治体を対象に集計していたため、関西以外の自治体の昨年順位は「-」となっています。
 

  • 総評

■住みたい街(駅)ランキングトップは、2年連続で西宮北口

「街の住みここち(自治体)ランキング<関西版>」で8位の兵庫県西宮市にある西宮北口が、2年連続で1位、2位も2年連続で梅田Aです。3位は京都で、昨年から一つ順位を上げています。トップ10の駅のうち9駅は、昨年と同じ顔ぶれですが、10位は昨年13位の姫路が順位を上げてトップ10入りをしています。

■住みたい街(自治体)は、4年連続で兵庫県西宮市

兵庫県西宮市が、4年連続で1位です。昨年は関西(2府4県)の自治体のみを集計対象としていましたが、今年は全国の自治体を対象とした結果、2位に東京23区がランクインしています。3位は大阪市北区で、「街の住みここち(自治体)ランキング<関西版>」では5位となっています。上位20位までの自治体は、順位変動はあるものの、2位の東京23区以外は昨年と同じ顔ぶれで大きな変動はありません。

■今住んでいる街肯定派は、73.0%

「住みたい街(自治体)」では、「住みたい街が特にない」52.5%、「今住んでいる街に住み続けたい」20.5%の合計が73.0%で、4分の3近くが今住んでいる街を評価する結果となっています。

■住みたい街(駅)を選んだ理由・住んでない理由は街によって特徴が

住みたい街は、交通利便性・生活利便性・通勤や通学に便利・繁華街等があること・イメージの良さなどが評価されていました。特徴的な理由として、「住んだことも訪れたこともない」人からも選ばれる知名度の高さ(京都・神戸A)、実際に住んだこと・通勤通学していたという経験(明石A・高槻A・姫路)、総合的なバランスの良さなど、理由によってグループ分けできそうです。また、基本的に同一府県在住者からの支持が厚くなるのですが、西宮北口は大阪から、京都は滋賀・奈良などから、天王寺A・なんばAは奈良・和歌山からも支持を集めていることが特徴的でした。一方で、現実的には「一生住まないと思う」と答えた方が約4割ほどいました。
 

  • 住みたい理由・住んでない理由・街との関係・住む可能性・回答者の居住府県

■住みたい理由は利便性やイメージ、住んでいない理由は家賃・不動産価格の高さ
•住みたい理由には、交通利便性・生活利便性・通勤や通学に便利・繁華街等があること・イメージの良さ等があげられています。
•住んでいない理由には、家賃が高くて払えない・引っ越す理由がない等があげられています。
•住みたい街として選んだ街との関係で、良く遊びに行くと回答した人が上位10位の平均で37.6%となっています。
•住みたい街には、現実的には一生住まないと思うと答えた方が上位10位で37.2%となっています。

■住みたい街(駅)上位の特徴
•1位の西宮北口は、交通利便性・生活利便性の高さ・イメージの良さ・繁華街等があるから、という上位の街に共通の理由以外に「住みたい街として有名だから」という特徴があります。また投票者の64.7%は、兵庫県在住ですが、26.9%は大阪府からの支持を得ています。
•2位の梅田Aは、上位の街共通の理由で支持されており、中でも「住んでいると、人に自慢できそうだから」という回答が11.3%と上位10位のなかでも高くなっています。
•3位の京都は、上位の街に共通の理由の中でも「イメージが良いから」という回答が27.6%と高いことに加えて、多数の項目で万遍なく回答を獲得しており、多くの住みたいと思う理由があるようです。
•4位の神戸三宮Aは、中でも「通勤や通学に便利だから」という回答が40.4%と突出していますが、「現実的には一生住まないと思う」という回答が44.6%と、上位10位のなかで最も高くなっています。
•6位の明石Aは、上位の街に共通の理由に加えて、「地域コミュニティが魅力だから」「行政サービスが良いから」という回答が多く、投票者の85.6%が兵庫県在住でした。
•7位の天王寺A、9位のなんばAは、上位の街に共通の理由に加えて、「現住地に近いから」という回答が高く、投票者の7割以上が大阪府在住である一方で、奈良県や和歌山県からの支持も集めています。
•8位の高槻Aは、上位の街に共通の理由である繁華街等があるからという項目で、上位10位の中で最も高く、また交通利便性・生活利便性については上位10位の中で2番目に評価が高いのが特徴です。

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  • 住みたい街ランキング2022<関西版>駅 回答者属性別TOP10

●年代別では、トップ5までの顔ぶれはどの年代でも大きな違いはありませんが、20-30歳代の若い世代には繁華街で賑わう梅田Aが1位なのに対し、40歳代以上の年代には、落ち着いた街並みでおしゃれな商業施設が多い西宮北口が1位となっています。 6位以降では、40-50歳代は岡本A、60歳以上は夙川や芦屋川など、落ち着いた住環境ながらも利便性の良い駅がランクインしています。
●40歳未満の女性や子供のいる50歳未満の家庭は昨年に引き続き西宮北口が1位です。一方、40歳未満の男性は、昨年3位の梅田Aが1位に順位を上げているほか、5位なんばA(昨年13位)、7位草津(昨年34位)、9位箕面(昨年25位)が大幅に順位を上げてトップ10入りしています。
●年齢が上がるにつれ、「住みたい街は特にない」「今住んでいる街に住み続けたい」という回答の比率が上昇する傾向があります。

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  • 参考資料:投票方式による住みたい街ランキングの順位の違い

•住みたい街ランキングは様々な会社が発表していますが、その順位は微妙に異なります。順位が異なるのは、投票方式によるバイアスではないか、という仮説に基づき、複数の投票方式による調査を実施し、分析しました。
•バイアスを完全に無くすことは極めて困難ですが、分析結果からは、フリーワード・サジェスト方式が最も
バイアスが少ない可能性が示唆されています。
•住みたい街ランキングのような調査結果をご覧になる際は、どのような調査でも必ずバイアスが含まれることを意識することが重要です。そのうえで、ご自身のライフスタイルに合った居住地選択のための参考データとしてご利用ください。

■投票方式によって住みたい街(駅)ランキングの順位が異なる

●当調査で採用しているフリーワード・サジェスト方式では、明石Aは6位、なんばAは9位、姫路は10位にランクインしていますが、これら3駅のうち、都道府県沿線駅・沿線駅方式では3駅とも、候補駅候補方式では姫路が上位にランクインしていません。これは、都道府県沿線駅選択方式および沿線駅選択方式では、住みたい駅の沿線を知っている必要があり、選択時に思い出された有名な沿線を選んでしまい、その中で駅を選んでいる可能性を示唆しています。
●一方、明石A・なんば・姫路の代わって、その他の投票方式で上位10位にランクインした岡本A・夙川・福島A・宝塚は(左下の表で背景グレーで表示)、快速や特急の停車駅であったり、中でも福島AはJR大阪環状線や梅田Aに一駅と、沿線駅の中でも本数が多く、交通利便性の高い駅が選ばれているようです。
●いずれの方式でも西宮北口と梅田Aが上位3位以内に入っています。この2駅に加えて、京都(フリーワード・サジェスト方式)、高槻A(都道府県沿線駅方式)、天王寺A(沿線駅方式・候補駅選択方式)が2位か3位に食い込む結果となっています。
●フリーワード・サジェスト方式以外では、「特に無い」「今住んでいる」と回答することができません。そのため住みたい駅が特に無い、今住んでいるという場合でも駅を選択する必要があります。それがバイアスとなって、都道府県沿線駅方式、沿線駅方式では、京阪神エリアを広域で移動しやすい快速や特急が停車する拠点駅が上位を占める結果に繋がっている可能性があります。

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  • 調査概要

■調査概要(ランキング順位)

◇回答者
関西(大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県)居住の20歳以上の男女、合計30,573名を対象に集計。
◇回答者属性
[男女比] 男性46.4%:女性53.6%
[未既婚] 未婚36.0%:既婚64.0%   
[子ども] なし 57.4%:あり 42.6%
[世代比] 20歳代14.1%、30歳代20.8%、40歳代22.3%、50歳代21.9%、60歳以上20.9%
◇調査期間
2022年3月8日(火)~3月29日(火):2022年調査 (回答者数:30,573名)
◇回答方法
住みたい街ランキングは、入力された自治体名・駅名をもとに複数の候補を表示し選択してもらうフリーワード・サジェスト方式の回答から投票数を集計して作成。

■調査概要(住みたい理由・住んでいない理由・街との関係・住む可能性および回答方式の違いによる分析)

◇回答者
関西(2府4県内)居住の20歳以上の男女、合計12,542名を対象に集計。
◇回答者属性
[男女比] 男性47.6%:女性52.4%
[未既婚] 未婚39.0%:既婚61.0%   
[子ども] なし 55.7%:あり 44.3%
[世代比] 20歳代15.6%、30歳代18.9%、40歳代23.8%、50歳代21.0%、60歳以上20.7%
◇調査期間
2022年3月24日(木)~3月29日(火)
◇回答方法
住みたい街(駅)への回答方式は、都道府県沿線駅選択方式(4,156名)、沿線駅選択方式(4,176名)、候補駅選択方式(4,210名)に割り付け。住みたい理由・住んでいない理由・街との関係・住む可能性は全員共通の設問。

■調査概要(共通)

◇調査方法
株式会社マクロミルの登録モニタに対してインターネット経由で調査票を配布・回収。
◇調査体制
調査企画・設問設計・分析:大東建託賃貸未来研究所 宗健(所長)、調査票配布回収 : 株式会社マクロミル

•本リリースの一部また全部を、個人的な利用を目的とする印字・保存等、その他著作権法で認められる場合を除き、著作物等を著作権者等の事前の許諾なしに、複製、公衆送信、頒布、改変、他のウェブサイトに転載するなどの行為を禁止します。
•新聞・雑誌、テレビ・ラジオ等の報道関係者におかれましては、本リリースを掲載・報道または引用する場合には、「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2022<関西版>」と出所の表記をお願いします。
•本調査の対象となった自治体には、詳細データを提供可能ですので、個別にお問い合わせください。
•学術研究目的の場合、本調査個票データについて提供できる可能性がありますので個別にお問い合わせください。

▼詳細はこちら
https://www.eheya.net/sumicoco/
▼プレスリリースはこちら
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2022/sumitai_kansai2022.html
 

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