月曜日, 11月 18, 2024
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新たな機能性を持った次世代の「漆喰」が実用化。

エコ・リバイバル社は、UV-Cによる殺菌効果を高めることが可能となる、紫外線反射率を大幅に高めた漆喰の実用化に成功。

日本の伝統的な建材である漆喰は、近年多くの機能性があることで注目されています。新たな機能性として、紫外線反射率を大幅に高められた次世代の漆喰が、エコ・リバイバル株式会社(本社:埼玉県草加市、代表取締役:望月健史)によって実用化されました。

新しい漆喰の機能性についての研究は、これまでに国家公務員共済組合連合会 東京共済病院と東京慈恵会医科大学の研究グループによって行われました。研究成果は、2021年11月に英国科学誌Nature(Springer Nature社)の姉妹誌であるオンラインジャーナル「Scientific Reports(サイエンティフィック・リポーツ)」に掲載されました。「Scientific Reports」は世界で6番目に引用される自然科学のあらゆる領域を対象としたオープンアクセスのジャーナルです。 

論文のタイトルは、「Discussion on effect of material on UV reflection and its disinfection with focus on Japanese Stucco for interior wall」で、日本において1600年以上の歴史のある内装用漆喰について注目し、日本の内装用漆喰の紫外線反射率を高めるメカニズムを考案・検証を行うことで、改良された漆喰の紫外線(UV-C)反射波による殺菌効果の向上の有無を検討するという内容です。

同論文では、研究者らが独自に改良した漆喰は紫外線反射率をアルミニウムに匹敵するレベルに高められ(壁紙の11倍)、紫外線殺菌灯と改良した漆喰壁で仕上げられた空間において、UV-C反射波でも微生物を短時間に不活性化させたことを報告しています。 

紫外線の中でも特に殺菌効果の高いUV -Cの照射は、広範囲の微生物を効果的に不活化する方法として期待されています。市場では、UV- LEDが活用されはじめ、人の皮膚や眼に対しても安全性の高いエキシマランプを用いた新たな殺菌装置も注目されています。一方で、一般的な壁紙や塗料の空間で紫外線殺菌灯を用いる場合、UV-Cの反射波が当たる机の下などの影となる部分では大幅に減弱することが明らかとなりました。そのため、実用化された新しい漆喰は、これらの問題を解決するのに役立つことが期待されます。

エコ・リバイバル社は、日本の左官の伝統技術や素材が再び世の中で貢献することができるように研究開発に取り組んでいる会社です。科学的なエビデンスをベースに、今後も左官材料や技術の開発を行っていく予定です。

〇エコ・リバイバル株式会社について
ビル建築や住宅・店舗等を手掛ける半野丁場の左官業を営む傍ら、 コンクリート打ち放し風仕上げの製品開発を機に2004年5月に設立。 下地調整材やクラック防止テープなど多数のオリジナル製品を開発し、 特殊ローラーなど4つの特許を取得している。
独自技術によるリデュース、 リメイク、 リユースの3Rを掲げ、 劣化したサイディングなど既存下地も廃棄しない環境に優しい特殊工事をモットーに活動する。  

【会社概要】
会社名:エコ・リバイバル株式会社
所在地:本社
〒340-0032 埼玉県草加市遊馬町80-7
東京研究所・東京営業所
〒161-0034 東京都新宿区上落合3-5-10 203号
代表者:望月 健史
設立:2004年5月
URL: https://eco-rev.com/
事業内容:特殊左官工事一式、 建材商品開発・製造

【お客様からのお問い合わせ先】
エコ・リバイバル株式会社
TEL:048-934-5985(平日8:30~17:00)
FAX:048-934-5986
e-mail:tm@eco-rev.com

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