6割以上が今の下積み業務に不満を持っていた
自分の思い描く理想の店舗や住宅を自由にデザインしてみたい、という夢は設計を志す人ならだれでもお持ちではないでしょうか。
ところが現実は独り立ちして設計を任されるようになるまでには、長い下積みが必要。
多くの設計事務所で下積みをしている方は、どんな環境で働いているのでしょう?
また、どれくらい下積みを続けていて、どのような悩みを持っているのか、気になりますよね。
そこで今回、「あるがままに自由で豊かな暮らしを提供したい」つくば・渋谷・水戸の工務店『株式会社AS IT IS』(https://asitis.ibaraki.jp/)は、設計事務所で下積みをしている方を対象に、「設計事務所で働くこと」に関する調査を実施しました。
- 【きっかけは見学に行っていいイメージを持ったから!】どんな人が設計事務所で下積みをしているの?
はじめに、設計事務所で下積みをしようと思ったきっかけに関して伺っていきたいと思います。
「なぜ設計事務所で下積みをしようと思ったのですか?(複数回答可)」と質問したところ、『大学・大学院・専門学校で建築を学んだから(42.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『建築業界で働くための足掛かりにするため(28.4%)』『昔からあこがれていたから(27.5%)』と続きました。
大学・大学院・専門学校で学んだ知識を実際の仕事内容とすり合わせながら成長したい、あるいは設計関係の資格には実務経験が必要なこともあるので下積みも含めて設計事務所に就職されている、ということなのかもしれません。
では、今の事務所に就職を決めたきっかけとはどのようなことでしょうか。
「今の事務所で働くことになったきっかけを教えてください」と質問したところ、『見学に行っていいイメージを持ったから(27.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『実績が豊富だったから(23.6%)』『先輩が働いていたから(17.8%)』『設計した建築物が魅力的だったから(15.9%)』『採用してくれたのが今の事務所だったから(14.4%)』と続きました。
1日の大半を過ごすことになる場所なので、いいイメージを持てるということは大切なようです。
また、下積み経験のために豊富な実績のある事務所を選んだということも窺えます。
建築関係の資格や技術はたくさんありますが、設計事務所で働くにあたりどのようなスキルを身に付けているのでしょうか。
そこで、「現在どのようなスキルを持っていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『施工管理技士(建築・管工事・電気工事など)(38.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『建築士(一級・二級・木造)(36.7%)』『CADオペレーター(26.0%)』『インテリアプランナー(19.1%)』と続きました。
『施工管理技士(建築・管工事・電気工事など)』『建築士(一級・二級・木造)』といった建設に関係のあるスキルを持っていることで仕事に活かせるだけでなく、業務をスムーズに行ったり、より深い知識を得ることに繋がったりするように思えます。
- 【労働時間・給与・職場環境は?】下積みの実態が明らかに
先程の調査で、設計事務所で下積みをしようと思ったきっかけや持っているスキルについて分かりました。
また、今の事務所で働くことになったきっかけについては『見学に行っていいイメージを持ったから』『実績が豊富だったから』という方が多くいました。
事務所のイメージや実績は確かに大切ですが、労働時間や給与はどうでしょうか。
まず、「1日の労働時間はどれくらいですか?」と質問したところ、7割以上の方が『8時間以上10時間未満(52.9%)』『10時間以上12時間未満(23.3%)』と回答しました。
1日に2〜4時間程度の残業をされている方が7割以上いることから、定時で退社する方はあまり多くないようですが、長時間の残業があるということでもないようです。
では、月の給与はどのくらいなのでしょうか。
「月の給与はいくらくらいですか?」と質問したところ、半数の方が『15万円以上20万円未満(21.3%)』『20万円以上25万円未満(29.2%)』と回答しました。
1日の残業時間に比べ給与にはそこまで反映されていないように思いますが、下積みとして見習いながらの業務になるのでそこまで高給ではないということなのかもしれません。
- 下積みでできるのはこんなこと
先程の調査で、労働時間と給与について分かりました。
では、労働環境はどうでしょうか。
そこで、「どのような環境で仕事をしていますか?」と質問したところ、『オフィスビル(45.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『マンションの一室(21.0%)』『自社ビル(16.6%)』と続きました。
大手の設計事務所になると『オフィスビル』での仕事になるのかもしれませんが、社員が少なかったり設計業務はあまり広いスペースは必要としなかったりするので、マンションの一室を借りて仕事をしているということなのかもしれません。
仕事をしている環境は人によって異なりますが、どのような業務をしているのでしょうか。
そこで、「具体的な業務内容を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『建築主との打ち合わせ(37.6%)』と回答した方が最も多く、『建築設計(34.7%)』『現地調査(34.3%)』と続きました。
建築設計だけではなく、クライアント対応を行ったり現地調査といった外勤だったりと、建設に関わる業務は多岐にわたるということが窺えます。
- 6割の人が今の業務に不満を持っていることが判明!
先程の調査で、設計事務所の労働環境について分かりました。
では、今の下積み業務に満足はされているのでしょうか。
そこで、「今の下積み業務に不満はありますか?」と質問したところ、6割以上の方が『ある(16.0%)』『少しある(46.1%)』と回答しました。
下積みでできる業務に制限があったり、思ったような業務をさせてもらえないといったことがあるのかもしれません。
さらに、最も不満に感じていることを伺ってみましょう。
「具体的にどのような点が最も不満に感じていますか?」と質問したところ、『労働時間が長すぎる(36.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『給与が低い(30.1%)』『環境が良くない(19.3%)』と続きました。
先程の質問で労働時間と給与について伺いましたが、回答した内容では不満を持っているということのようです。
では、下積み後の独立についてはどのような夢をもっているのでしょうか。
■設計事務所から独立後の将来の夢
・インテリアデザイナーとして海外でも活躍したい(20代/女性/神奈川県)
・素敵なお家を建てて将来両親にプレゼントしてあげたいと思う(30代/女性/愛知県)
・理想の設計と現実的な設計。可能な限りどちらも高い水準が可能であるアクティブでクリエイティブな事務所にしたい(30代/男性/東京都)
・一級建築士の資格を取ったら独立して自分の事務所を持ちたい。日本の民家みたいな和風の家専門の設計士になりたい(30代/女性/東京都)
などの回答が寄せられました。
親孝行を考えている方や、海外を視野に入れて下積みをしている方、具体的な事務所の方向性を決めている方など、独立に意欲的な方もいることが分かりました。
- 【まとめ】設計事務所の下積みには覚悟が必要?
今回の調査で、『大学・大学院・専門学校で建築を学んだから』『建築業界で働くための足掛かりにするため』『昔からあこがれていたから』という理由で設計事務所で下積みをしている方が多いことが分かりました。
また、今の事務所に就職を決めたきっかけは『見学に行っていいイメージを持ったから』『実績が豊富だったから』という方が多く、具体的な労働内容や賃金、給与についてはあまり気にしていなかったようです。
さらに、『施工管理技士(建築・管工事・電気工事など)』『建築士(一級・二級・木造)』といった建設に関わるスキルを持っている方が多いことも分かりました。
労働時間については1日に2〜4時間程度の残業をされている方が7割以上と多く、給与については15万以上~25万未満の割合が多くなっており、このことについて『労働時間が長すぎる』『給与が低い』という不満を持っている方が多くいるようです。
下積みをしている方の中には独立を夢見ている方もおり、具体的にどのようなデザインを設計したいのかも考えていることから、今の事務所では自分のアイデアやデザインを実現させる場ではなく、独立のための勉強の場と考えているということなのかもしれません。
- あるがままに自由で豊かな暮らし。売り手側のロジックでは無いあなたに合った家づくりを
今回、「設計事務所で働くこと」に関する調査を行った株式会社AS IT IS(https://asitis.ibaraki.jp/)は、お客さまの人生に寄り添う家づくりをモットーとしております。
★人生に寄り添う家づくり
家づくりは人生の一大イベントです。
自由を制限されたパッケージ式の家づくりで、理想の住まいが手に入れられるでしょうか。
AS IT ISでは、お客さまの人生に寄り添う家づくりをモットーとしています。
★責任を持って対応します
お客さまとのコミュニケーションをスムーズに図るため、契約前のご相談・設計・現場監督まで担当が変わらないワンストップ制を導入。
万が一のトラブル時にも、担当者が責任を持って対応いたします。
★私たちの喜び
建築を愛する者として、お客さまが思い描く「一点もの」の家づくりに携われることが何よりの喜びです。
【AS IT ISの家|3つの特徴】
1. 傾聴力
私たちは、“標準仕様”を持ちません。
お客さまのご要望や完成は十人十色。
さらに、最初から具体的なお住まいのイメージをお持ちのお客さまはまずいらっしゃいません。
本当の家づくりとは、対話をして理想の住まいの形を具体化させていくもの。
出来合いのものを見せて「これがいい」と選ばせるものではありません。
ましてや、予算から逆算して建てられる家を決めるものでもありません。
そこで、私たちはじっくりとお客さまとお話をさせていただき、お客さまの心の内に秘めた感性を探っていきます。
表面的な言葉ではなく、表情や言外のニュアンスを拾って、本人も気づいていない本当の理想の住まいを提案させていただきます。
2.技術力
家づくりは、職人さんの協力あってのものです。
AS IT ISでは、値段で職人さんを選びません。
腕のいい職人さんと長く深く付き合うことを大切にしています。
そのため、職人さんたちは私たちの家づくりをよく理解してくれています。
難しい注文でも難なくこなし、常に最高の技術を提供してくださいます。
私たちにとって、職人さんたちは、『外注』ではなく、一緒に家づくりをしていくパートナーなのです。
「技術力が高い」とお客さまから評価いただくことが多いのは、このような職人さんたちとのパートナーシップがあるからです。
3. 寄り添い力
私たちの家づくりは非効率です。
なぜなら、ハウスメーカーや大手工務店のように分業をしていないからです。
まずは無料相談にお越しくださいませ。
■つくば店:〒305-0022 茨城県つくば市吉瀬1595 2F
■TEL:029-869-7033
■渋谷店:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-23-4 2F
■TEL:03-6861-2284
■水戸店:〒310-0021 茨城県水戸市南町1丁目2-32 3F
■TEL:029-869-7033
■株式会社AS IT IS:https://asitis.ibaraki.jp/
■お問い合わせ:https://asitis.ibaraki.jp/contact/
調査概要:「設計事務所で働くこと」に関する調査
【調査期間】2022年4月11日(月)〜2022年4月12日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,001人
【調査対象】設計事務所で下積みをしている方
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ