木曜日, 3月 27, 2025
ホーム調査レポート【日産自動車EV普及と住環境に関する調査2025年】集合住宅でのEV充電、自宅充電がないことで購入を諦めた人は半数以上7割以上が「自宅での充電ができればEVの購入意向が高まる」と回答。

【日産自動車EV普及と住環境に関する調査2025年】集合住宅でのEV充電、自宅充電がないことで購入を諦めた人は半数以上7割以上が「自宅での充電ができればEVの購入意向が高まる」と回答。

~東京都、新築マンションへのEV充電設備設置義務化、4月より適用を背景に最新調査~

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、以下 日産)は、住環境と電気自動車(以下、EV)のより良い関係性を探るべく、2021年より定期的に発表している「EVと充電環境に関する調査」の最新調査を2025年3月に実施しました。本調査は、東京都が2025年4月から都内の新築マンションにEV充電器の一定規模の設置を義務付けることを背景に、集合住宅等の新築住宅へのEV充電設備設置義務化に関する認識やEV購入意向について、1都3県の集合住宅にお住まいの500名を対象に行いました。

※EVと住環境についての調査リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000065945.html

※EVと集合住宅についての調査リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000076.000065945.html

【調査概要】

今回の調査では、74.4%が自宅へのEV充電器の設置により、EVの購入意向が高まると回答しましたが、東京都の充電設備の設置義務化については認知度が半数以下と認知度の低さが浮き彫りになりました。最新の住宅と充電環境の実態についても調査いたしましたので、以下にご報告いたします。

【調査サマリー】

EVの購入意向は高まりつつあるものの、自宅充電環境の不足や設置方法に対する認知度の低さといった課題が明らかに。

■集合住宅でも自宅充電できれば購入意向上がると回答した人が74.4%

■東京都の新築建築物へのEV充電設備設置義務化の認知度は41.2%

義務化により、62.0%がEVの購入意向が高まると回答

■EVを保有したいと考える人のうち、半数が『3年未満に購入を検討している』と回答。

一方で、購入の際のボトルネックは「費用が高額」の59.4%に続き、「自宅で充電できない」が56.2%

「自宅で充電できない」ことで購入を諦めた人は52.2%と半数以上

■集合住宅でも自宅充電できれば購入意向上がると回答した人が74.4%

「集合住宅でも自宅にEV充電器が設置されることでEVの購入意向が高まると感じるか」という質問に、「とてもそう思う(23.0%)」、「まあまあそう思う(51.4%)」と回答した人は74.4%に上りました。この結果からも、自宅の充電環境が整うことが、EV購入意欲を高める重要な要素であることがうかがえます。 実際に、「集合住宅に充電器が設置されてから、EV利用者が増えたと感じますか」という質問では、63.7%が「とてもそう思う(25.0%)」、「まあまあそう思う(38.7%)」と回答しており、EVの浸透のためには身近な充電環境の整備が不可欠であることが示されています。

■東京都の新築建築物へのEV充電設備設置義務化の認知度は41.2%。

義務化により、62.0%がEVの購入意向が高まると回答

2025年に東京都では、集合住宅等の新築建築物にEV充電設備の設置が義務化されます。この義務化の認知度は41.2%と半数以下である一方、この義務化によりEVの購入意向が高まると回答した人は62.0%に上りました。

    また、「充電設備が整えば、EVの普及は加速すると考えますか」という質問では、73.8%が「とてもそう思う(22.0%)」、「まあまあそう思う(51.8%)」と回答しており、充電インフラの整備がEV普及の重要な要素であることがうかがえます。

既存の集合住宅に充電設備を設置するサービス事業者があるのを知っていますか?」という質問でも、60.8%「知らない」と回答しており、EV充電インフラの整備に関する認知度が依然として低いことが明らかになりました。

さらに、2024年には「マンション標準管理規約」のガイドラインが変更され、これまで4分の3以上の住民の賛成が必要だったEV充電設備の設置が、過半数の賛成で可能になりました。しかし、この変更を知っているかを尋ねたところ、68.6%が「知らない」と回答。上記の結果から、“自宅充電”が進むことでEV普及の一助になる一方、設置や補助金・住環境の制度の周知不足が課題であることが浮き彫りとなりました。

 

■EVを保有したいと考える人のうち、半数が『3年未満に購入を検討している』と回答。

一方で、購入の際のボトルネックは「費用が高額」の59.4%に続き、「自宅で充電できない」が56.2%

EV購入を検討している人を対象に、「EVの購入の検討している時期はいつ頃か」を聞いたところ、「直近3年未満」に検討していた人は53.0%と高い割合を占める結果となりました。

 EVの検討者・保有者を対象に、EVを検討する理由を尋ねたところ、「環境にやさしいから(26.2%)」が最も多く、次いで「ガソリン価格の高騰(21.8%)」があげられました。

また、「昨今のガソリン高騰により、EVへの切り替え意向は高まりましたか」という質問に対しても、実に73.0%の人が「とてもそう思う(20.6%)」、「まあまあそう思う(52.4%)」と回答しました。これにより、昨今のガソリン価格の高騰がEV購入検討に影響を与えていることがうかがえます。

    一方で、EVを購入する上で迷うポイント(ボトルネック)は、「費用が高額(59.4%)」に次いで、「自宅で充電できない(56.2%)」が多く、ともに半数以上を占めました。

 

■「自宅で充電できない」ことで購入を諦めた人は52.2%と半数以上

購入の意向が高まる一方で、EVの保有を諦めた人も。その理由を探るため「自宅の充電環境が整っていないため、EVの購入を諦めた(ためらった)経験があるか」を聞いたところ、「ある」と回答した人は52.2%と半数に上ります。このことからも、充電環境の整備がEV購入意向を高める重要な要素であることがわかりました。

調査実施期間:2025年3月6日~2025年3月12日

調査方法 : インターネット

対象地域:一都三県

調査対象: (事前調査)20188名 

(本調査) EV購入検討者(保有者含)、及び集合住宅にお住いの30~50代男女500名

 

考察

今回の調査結果から、EVの購入意向は高まりつつあるものの、自宅の充電環境の不足や設置方法に対する認知不足が課題であることが明らかになりました。特に、「自宅で充電できないこと」はEV導入のボトルネックとなっており、これらの課題を解決することがEVのさらなる普及につながると考えられます。

また、2025年4月から東京都で施行されるEV充電設備の設置義務化について、EV購入意向を高める影響がある一方で、その認知度は依然として低い状況です。加えて、マンション標準管理規約の改正により、EV充電設備の設置が従来よりも容易になったものの、制度変更を知らない人が多く、充電環境の拡充に向けた周知が不足していることが課題といえます。

このような状況を踏まえ、日産としては、充電インフラ整備の促進だけでなく、EV充電に関する正しい情報を広める活動を強化することが求められると考えております。

日産は、EV充電についての認知向上や、EVに適した住環境の整備を推進していくことが、EVの普及を通したゼロ・エミッション社会の実現を目指すにあたり重要な責務であると考え、本調査結果を鑑みて、積極的にEV充電に関する課題に取り組んでまいります。

 

日産の取り組み:

・日産[NISSAN]|EV充電器で集合住宅の未来価値が向上!?

https://ev2.nissan.co.jp/PLUSEPROJECT/2023/

・日産[NISSAN]|あなたのハテナを解決!なるほどEV CHARGE

https://ev2.nissan.co.jp/NARUHODOEVCHARGE/

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