日曜日, 3月 23, 2025
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中古物件購入者125人に聞いた!中古マンション選びの基準に関する意識調査

本調査に関して

株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で、中古マンションの購入経験者男女125名を対象に、「中古マンション選びの基準」についてのアンケート調査を実施しました。

調査概要

調査内容:「中古マンション選びの基準」についてのアンケート調査

調査期間:2025年1月29日(水)〜2025年3月14日(金)

調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)

調査人数:125人

調査対象:男性65人、女性60人

回答者について

まずは、回答者の年代と男女の割合をご紹介します。

出典:スムナラ

回答者の年代

20代:約17%

30代:約23%

40代:約36%

50代:約20%

60代 以上:約4%

出典:スムナラ

回答者の性別

男性:約52%

女性:約48%

選んだ中古マンションについて

ここでは実際に購入された中古マンションの金額について見ていきます。

出典:スムナラ
  • 2000万円未満:約44%

  • 2000万円以上3000万円未満:約34%

  • 3000万円以上4000万円未満:約15%

  • 4000万円以上5000万円未満:約4%

  • 5000万円以上7000万円未満:約2%

  • 7000万円以上:約1%

今回の調査で最も多く選ばれていたのが「2000万円未満」と「2000万円以上3000万円未満」でした。この2つで約78%を占め、次で「3000万円以上4000万円未満」の15%となりました。新築マンションの購入費用の平均が都内で7000万円前後、全国では5000万円から6000万円ほどであるため、中古マンションはやはり低コストで購入されているようです。

とはいえ、それでも中古マンションの購入は人生を賭けた高い買い物であるのは確かであり、選ぶ際は慎重にならざるを得ません。では、実際に中古マンションを購入された人はどのような点に注意して、物件を選んだのでしょうか。

今回は特に「価格」「立地」「間取り」「耐震構造」「築年数」など、物件自体の情報に関して、何が一番注目されているのかを明らかにしたいと思います。

中古マンション選ぶときに意識している情報について

出典:スムナラ
  • 価格:約32%

  • 立地:約27%

  • 間取り:約18%

  • 耐震構造:約7%

  • 築年数:約6%

  • 資産価値:約6%

  • 平米数:約2%

  • 設備:約2%

集計した中で最も多い回答が「価格」の約32%、次に「立地」の約27%、「間取り」の約18%でした。価格は誰しもが意識するポイントかと思いますが、所感としてもう少し高くなるかと思いました。ついで、立地が約27%、間取りが約18%と続きます。立地は職場の場所や学校の場所で程度絞られるものですが、間取りに関して、中古マンションの場合の多くはリノベーションなどで間取りはある程度変更が可能なため、それほど高くならなかったのかもしれません。

次に、「築年数」や「資産価値」を気にしている人がいました。これは将来的な売却や貸し出しを念頭においているものと考えられます。

では、今回の回答の上位3つまで、それぞれを選んだ理由を見ていきましょう。

価格と答えた人の理由

  • 「自分が購入かつ返済できる金額を選びました。返済後は別の地域に住む予定なので、あまり高くない金額を重視しました」(30代 女性)

  • 「無理をして生活するのは今後のために良くないと思ったので、まず値段を見てから色々なところを決めていきました」(30代 女性)

  • 「マンションの価値と価格が本当に釣り合っているかを検討したいから」(30代 女性)

  • 「経済的に決して余裕があるわけではありませんし、予算内で理想的な物件に住みたいと思っていたので最も注意深くチェックしたからです」(40代 男性)

「価格とマンションの価値が釣り合っているか」「適正価格かどうか」を気にしている人が目立った印象です。平均で5000〜6000万円する新築と比べれば、中古マンションはそれよりも安く購入できますが、それでも高い買い物であるのは間違い無いです。また、将来的に売却や貸し出しを考えた際に、価値と価格が釣り合わないと、値崩れを起こす可能性もあります。大きな買い物であることからも、直近での支払いの難易度と、将来的な運用に関して気にしている人が多い結果となりました。

立地と答えた人の理由

  • 「学区や周囲の環境は生活に大きく影響すると思ったから」(50代 女性)

  • 「通勤の利便性や周辺の生活環境を重視しました。特に、周りに便利な施設が揃っているか、自然環境も整っているかをしっかり確認しました」(30代 女性)

  • 「生活の利便性や将来の資産価値を重視したため、立地を最も注意深くチェックしました」(40代 男性)

  • 「都心や田舎、駅前や駅から離れた場所など色々住んでみましたが結局立地が一番大事だと感じました。不便な場所で生活するには無駄な出費もストレスも多くなるので便利な場所がいいと思いました」(40代 女性)

「普段の通勤のしやすさ」や「子供の学校の場所」、「買い物のしやすさ」などを気にしている人が多い印象でした。ルーティンとして繰り返す行動なだけに、通勤しにくかったり、学校が遠い、買い物がしづらいことは、小さなストレスとなって積み重なりそうです。

また、立地が資産価値に大きく影響するという観点で立地を気にしている人もいました。その土地での平均的な物件価格はいくらなのかはチェックしても良いでしょう。

間取りと答えた人の理由

  • 「実際に生活するときのことを想像して、動線や家具の配置などを考えたからです(40代 男性)

  • 「子供達が少しでも快適に過ごせるように狭すぎない部屋選びをしました」(20代 女性)

  • 「どのくらいの広さがあるか、住み心地はどのようなものか、家族で住めそうか気になったため」(30代 男性)

  • 「南向きで太陽が差し込んでくる広い空間が欲しかったから」(50代 女性)

家具や生活動線を考慮して間取りを気にしている人がいました。中古マンションはリノベーションである程度の間取りは融通が効きます。とはいえ、リノベーションにもお金はかかってくるので、全体的な費用を抑えるためにも、希望の間取りを選びたいという回答もありました。

まとめ

中古マンションを選ぶ際の基準として特に目を向けられているのが「価格」、「立地」「間取り」で、全体の約77%が上記のように回答しています。今回の回答者の中古マンション購入価格はおよそ2000万円前後から4000万円未満。新築マンションに比べれば比較的価格は手頃ですが、それでも高い買い物です。マンション自体のポテンシャルは、将来的な資産価値にも大きく影響するもの。特に価格と価値が釣り合っているかどうか。値崩れのリスクはないか。将来は何が起きるか分からないものです。中古マンションを選ぶ際は、住みやすさだけでなく、将来的な運用についても考えてみてもよいでしょう。

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