金曜日, 3月 14, 2025
ホーム調査レポートフリエ住まい総研「近年の新居探し」に関する実態調査|主に心理的要因から新居探しで不安を感じる人は8割以上という結果に

フリエ住まい総研「近年の新居探し」に関する実態調査|主に心理的要因から新居探しで不安を感じる人は8割以上という結果に

不動産会社に求めることは「物件数」とスタッフの「経験・知識・人柄」

<調査結果サマリー>

1) 新居探しをする上で、「非常に不安を感じた」23%、「少し不安を感じた」62.9%をあわせると、8割以上の方が新居探しでの不安を感じているという結果に。

2) 2)不安を占める割合は、「近隣住民とのトラブル」54.3%や、「治安やセキュリティ面」42.2%などの心理的要因が大きく、事前の物件探しの段階でも「不動産会社とのやり取り」37.4%が一定数の得票となった。

3) 不動産会社に求めることは「紹介可能な物件数の数」がトップ。また、スタッフにおいては「経験や知識」もさることながら、「人柄」を見ている方も多くいらっしゃる結果となった。


不動産売買プラットフォーム「FLIE(フリエ)」(以下:フリエ)を運営する株式会社FLIE(本社:東京都中央区)は、住まいや暮らしに関する様々な“気になるコト”を調査する「フリエ住まい総研」を立ち上げ、Webマガジン「FLIE magazine」上に調査結果を公表しております。

今回は「近年の新居探し」について、20歳以上で過去3年の間に新居探しを行った方を対象にその実態を調査いたしました。

春からの新生活に向けて、新居探しや引っ越しがピークを迎えています。

「家」は生活の拠点であり、自分だけの安心できる空間です。新居探しは、人生の中でも大きな選択の一つではないでしょうか。

そこで、住まいに関する最新情報を発信するフリエ住まい総研では、新居探しにおける事柄や不動産会社に求める調査を実施いたしました。

調査結果内訳

まず始めに、新生活での生活スタイルについてお伺いしました。

<Q 新生活での生活スタイルを教えて下さい。> 

・一人暮らし 35.1%

・二人暮らし 28.1%

・三人以上での暮らし 36.7%

続いて、新居探しをするにあたって不安を感じたことがあるかについてお伺いしました。

<Q 新居探しをするにあたって不安を感じていましたか。>

・非常に感じた 23%

・少し感じた 62.9%

・どちらでもない 4.2%

・あまり感じなかった 8.6%

・全く感じなかった 1.3%

非常に感じている方は2割程度ではあるものの、少し不安を感じている方が半数以上を占めており、全体で見ると、8割以上の方が、新居探しにおいて不安を感じているという結果になりました。

この結果を踏まえて、続いてどのようなことに不安を感じたかについてお伺いしました。

<Q どのようなことに不安を感じましたか。(複数回答)>

※「非常に感じた」「少し感じた」を選択された方のみ回答

・近隣住民とのトラブルの有無 54.3%

・治安やセキュリティ面 42.2%

・不動産会社とのやり取り 37.4%

・外部騒音の有無 31.6%

・部屋の日当たり 17.9%

・新居の独自ルールの有無 13.1%

・その他(フリーアンサー) 8.9%

不安を感じる点において、過半数を超えた「近隣住民とのトラブルの有無」や、「治安やセキュリティ面」など住んだ後の心理的ストレスに関して不安を感じている方が多い傾向です。

【その他(フリーアンサー)の一部回答】

・ペット飼育について(30代)

・ゴミ出しのルール(30代)

・費用面(20代)

・環境(30代)

・防災面(30代)

続いて、「不動産会社とのやり取り」についても37.4%と一定の得票となったことから、不動産会社に求めていることについてお伺いしました。

<Q 不動産会社に求めていることは何ですか。(複数回答)> 

・紹介可能な物件数 58.8%

・スタッフの経験・知識 57.2%

・スタッフの人柄 52.7%

・エリアに対する土地勘 41.2%

・会社の規模 8.6%

・女性スタッフの有無 3.8%

・その他(フリーアンサー) 2.9%

・提携ローンの有無 2.6% (売買物件の場合)

一番票を獲得したのが「紹介可能な物件数の数(58.8%)」で、新居を選ぶにあたり自分に合った条件の中から物件の選択肢を広げられることが結果につながったと考えられます。

また、不動産会社のスタッフについて、経験や知識もさることながら、人柄を見ている方も多くいらっしゃる結果となりました。

続いて、これまで経験した新居探しで不満に思ったことについてお伺いしました。

<Q これまで経験した新居探しで不満に思ったことを教えてください。(自由記述)>※一部回答

・オンライン内見後に引っ越したが思ったより手狭だった(40代 三人以上での暮らし)

・担当者が押し売りしてくる(20代 一人暮らし)

・住んでみないと分からないことは教えてくれない(50代 三人以上での暮らし)

・いらないオプションが必須になっている(30代 三人以上での暮らし)

また、コロナ禍の影響もありオンライン内見も選択肢のひとつとなった昨今、足を運ばずに物件探しができるお手軽さはあるものの、「実際のイメージと違っていた」「希望物件がすでに確約済みだった」などの不満の声もあがりました。

最後に、引っ越しの手続きが煩わしいと不満の声もあったことから、「もしも」の話として引っ越し作業だけでなくライフラインのあらゆる手続きをマルっと依頼できる「引っ越しオールインワンパッケージ」が存在したら利用したいかどうかお伺いしました。

<Q もし引っ越し作業・ライフライン(水道/ガス/ネット回線等)手続き・役所手続きなどの手配を含んだ「引っ越しオールインワンパッケージサービス」があれば利用してみたいですか。>

・はい 68.4%

・いいえ 31.6%

「引っ越しオールインパッケージサービス」について関心度では、半数以上が「利用してみたい」との回答結果でした。

また、利用してみたい理由に関しては以下の回答がありました。

・平日、仕事で対応ができないことがあるから(40代 三人以上での暮らし)

・子連れでの役所まわりは大変なためあると大変助かる(30代 三人以上での暮らし)

・時短になる(30代 二人暮らし)

・安心できるし楽だから(40代 三人以上での暮らし)

引っ越しという大変な作業がある中、さらに細かい手続きをすることはお金で解決できるのであれば解決していきたいと考える方が多いとともに、時短を求める方が大多数でした。

さらに、「引っ越しオールインパッケージサービス」についてどれくらいの価格帯までならそのサービスを利用したいかについてお伺いしました。

<Q どれくらいの価格帯までならそのサービスを利用したいですか。※「はい」と答えた方のみ回答

・千円~5千円未満 42.5%

・5千円~1万円未満 37.9%

・1万円~3万円未満 15.4%

・3万円~5万円未満 3.7%

・5万円~10万円未満 0.5%

・それ以上 0%

「千円~5千円未満」「5千円~1万円未満」と価格を抑えたサービスを求める方が大半ではあるものの、1万円以上でも、サービスを利用してできるだけタスクを減らしたいと考えている方もいらっしゃることがわかりました。

調査概要

調査方法: インターネット自社調査

調査対象: 20歳以上で過去3年の間に新居探しを行った方 313名

調査時期: 2025年3月

当記事およびイラストの著作権は株式会社FLIEに帰属しますが、以下の利用条件を満たす方はご自由にデータを活用いただけます。なお、データご活用の旨ご一報をいただけますと幸いです。

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クレジット:株式会社FLIE 「フリエ住まい総研」

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企業概要

株式会社FLIEは「不動産業界の新しい常識へ」をビジョンに、不動産売買プラットフォーム「FLIE(フリエ)」を運営しております。また、不動産売買に関わる業務のデジタル化や、業界全体の効率化への貢献といった新たな価値創造にも取り組んでおります。

会社名:株式会社FLIE

代表者:代表取締役社長 井上 正賀

本社所在地:東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル3F

設立:2019年11月

資本金:1,000万円

主な事業:不動産売買プラットフォーム事業、不動産DX支援事業

URL:https://flie.jp/

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