不動産業界特化のDX支援サービスを展開する、株式会社いえらぶGROUP(本社:東京都新宿区、代表取締役:岩名泰介、以下「いえらぶGROUP」)は、不動産会社・エンドユーザーに対して「住まい探しにおけるSNSの利用状況に関するアンケート調査」を実施しました。エンドユーザー902名、不動産会社388名、有効回答1,290件の調査結果を発表します。
■調査の背景
前回調査(2023年7月公開)では、65.1%の不動産会社がSNSを運用していない結果となりました。
SNS運用をしていない理由では「担当できる社員がいない」(42.8%)が1位となっており、SNSに注目しているものの手が回らない現状が明らかになりました。
今回の調査でも、SNSを運用していない不動産会社の割合は65.2%と、前回とほぼ変わらない結果となり、SNS活用の普及には引き続き課題が残っています。
SNSの利用状況の変化を明らかにするため、不動産会社とエンドユーザーを対象に「住まい探しにおけるSNSの利用状況に関するアンケート調査」を再度実施しました。
■アンケート調査サマリー
1.SNS運用している不動産会社は34.8%、今後については72.2%の不動産会社が運用したいと回答
2.不動産会社のSNS運用の1位はInstagram(40.6%)、一方エンドユーザーは今後使いたいSNS1位にYouTube(30.8%)と回答
3.SNS運用している不動産会社では「広報・SNS担当者」の運用割合が最も高い(39.4%)一方、運用をやめた会社では同担当者の割合が低い(17.9%)結果に
1.SNS運用している不動産会社は34.8%、今後については72.2%の不動産会社が運用したいと回答
不動産会社に「SNSを運用していますか?」という質問をしたところ、現在SNSを運用している不動産会社は34.8%、運用したことがないが42.3%、過去に運用していたがやめた・ほぼできていないが22.9%という結果になりました。
いずれの結果も大きな差は見られませんが、57.7%はSNSを運用した経験があるということが分かります。
SNSを運用している不動産会社(※1)に「SNSの良い点」を尋ねたところ、「無料」(78人)という回答が最も多く、次いで「拡散力が高い」(68人)、「若い世代への訴求ができる」(66人)がTOP3回答となりました。
一方で、SNSの運用をやめた不動産会社(※2)に理由を尋ねると、「担当できる社員がいない」(17.6%)という回答が最も多い結果となりました。これは、先日実施した「住まい探しにおける生成AIの利用状況調査」(※3)における課題、「使いこなせる人材がいない」が最多であった結果と一致しています。
これらの結果から、SNS運用や生成AI活用において、人材不足が不動産業界全体の共通課題となっていることが明らかです。
今後SNS運用をしたいと回答した不動産会社は72.2%でした。
2.不動産会社のSNS運用の1位はInstagram(40.6%)、一方エンドユーザーは今後使いたいSNS1位にYouTube(30.8%)と回答
不動産会社に「運用しているSNS」について質問したところ、Instagramという回答が圧倒的に多く、全体の約4割を占める結果となりました。それ以外のSNSについては大きな差が見られず、不動産会社がInstagramに注力していることが分かります。
一方、エンドユーザーに「これからの住まい探しで使ってみたいSNS」を尋ねたところ、最も多かった回答はYouTube(30.8%)でした。次いでInstagram(27.2%)、X(旧Twitter)(26.4%)という結果になっています。
また、SNSの人気ユーザー数まとめ(※4)によれば、国内ユーザー数ではLINE(9,700万人以上)に続き、YouTube(7,120万人以上)が多いことが分かります。このことから、YouTubeはどのジャンルでも広く利用されており、不動産業界においても注目すべきSNSであると言えるでしょう。
さらに、現在はYouTube内のショート動画が成長していることから、コンテンツ内容に応じてSNSを使い分ける(※5)ことが重要となると考えられます。
3.SNS運用を続ける不動産会社では「広報・SNS担当者」の運用割合が最も高い(39.4%)一方、運用をやめた会社では同担当者の割合が低い(17.9%)結果に
SNSを運用している不動産会社に担当者について尋ねたところ、39.4%が「広報・SNS担当社員」による運用という結果になりました。
一方、SNS運用をやめた不動産会社では、「広報・SNS担当社員」が17.9%と少なく、「その他の社員」(47.4%)や「経営者・役員」(33.7%)が多い割合を占めています。この結果から、経営者や役員、事務員が他の業務と並行してSNS運用を行っている可能性があります。
広報・SNS担当社員を配置することで、SNS運用の負担が軽減され、業務の一環としてSNSを日常的に活用できる体制が整い、不動産業界におけるSNS活用のハードルが下がると考えられます。
■いえらぶGROUP 常務取締役 庭山健一 コメント
不動産業界におけるSNS運用への関心が高まりつつある一方で、人材不足が依然として課題であることが明らかになりました。さまざまなSNSが出てきている中で、プラットフォームの特性やエンドユーザーのニーズを活かした情報発信を行っていくことが重要だと考えています。
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■調査概要
調査期間:2024年11月15日~2024年11月25日
調査機関:株式会社いえらぶGROUP
調査対象:【エンドユーザー】「いえらぶコラム」読者や当社SNSフォロワーなど、【不動産会社】「いえらぶCLOUD」を利用している不動産会社の従業員など
有効回答:【エンドユーザー】902件、【不動産会社】388件
調査手法:インターネットアンケート調査
▽本リリースに関する問い合わせ
https://ielove-cloud.jp/news/entry-1032#mail
■いえらぶGROUPについて
いえらぶGROUPは、「いい家選ぶ、いえらぶ。」のミッションステートメントをもとに、誰もが安心した住まい選びができる明日をつくります。
不動産業界向けのバーティカルSaaS「いえらぶCLOUD」「いえらぶBB」は全国25,000社以上で利用されており、利用企業のDXを推進しています。
また、グループ各社で「家賃保証」「ライフライン」「駐車場運営管理」「SNS・動画」「賃貸管理業務BPO」「AI間取り」など幅広い業務支援も事業展開中。
今後も業界への利益相反を重視し、不動産取引業には参入せず、誰もが安心して利用できる、公平な不動産プラットフォームを実現していきます。
会社名:株式会社いえらぶGROUP
代表者:代表取締役 岩名泰介
設立 :2008年1月
資本金:3,825万円
所在地:東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル50階
コーポレートサイト:https://www.ielove-group.jp/
不動産事業者向けサービス紹介サイト:https://ielove-cloud.jp/
不動産ポータルサイト:https://www.ielove.co.jp/
※1 SNSを運用している不動産会社:n=135
※2 SNSの運用をやめた不動産会社:n=89
※3 生成AIを使いたい不動産会社は約7割に、使いこなす会社は倍増も課題浮き彫りに|生成AIの利用率についての調査 いえらぶGROUP
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000542.000008550.html
※4【2024年12月版】人気SNSのユーザー数まとめ|X(Twitter)、Instagram、LINE、TikTokなど
https://www.comnico.jp/we-love-social/sns-users
※5「地域一番店を手に入れる。いまこそ本気のSNS・動画戦略大公開セミナー」賃貸住宅フェア2024 セミナー当日レポート
https://ielove-cloud.jp/blog/entry-04797/
【本リリースに関するお問合せ】
株式会社いえらぶGROUP 広報課
担当:小玉、秋吉
TEL:03-6911-3955 / FAX:03-6911-3956
メール:pr@ielove-group.jp