水曜日, 12月 18, 2024
ホーム調査レポート【東京都中古マンション】エリア別の「間取りのニーズ」を「人口統計」と「専有面積」で分析調査~間取りの過不足を可視化~

【東京都中古マンション】エリア別の「間取りのニーズ」を「人口統計」と「専有面積」で分析調査~間取りの過不足を可視化~

~中古マンション売買マーケット分析~

マンションリサーチ株式会社 (東京都千代田区神田美土代町5-2)では、中古マンションにおけるエリア別の間取りニーズを供給量と人口統計から統計的に分析しました。

まとめ

間取りの希少性を評価する為には、人口統計と売出件数の二つの要素で評価する必要があります。この二つの変数の関連性を理解することで、希少性の高い物件の認識ができ、マンション投資の成功確率を高めることになります。

人口統計と供給物件の相関性

以下の表は東京都23区各区の世帯数、人口数、1世帯の平均人数を示しています。

表1:東京都23区各エリアの人口統計

出典:東京都総務局統計部

上記表1の世帯の平均人数では、一番右の項目は一世帯当たりの平均人数を示しており、この数値が大きい程ファミリー世帯が多く、少ない程単身世帯が多いと言えます。従って、新宿区は単身者が多く、江戸川区はファミリー世帯が多いと言えます。

専有面積と人口統計の相関性

以下グラフ1は40㎡以上(ファミリーマンション)と一世帯平均人数の相関性を調査の結果を示しました。

グラフ1:40㎡以上の新規売出数の割合と一世帯平均人数の相関性

出典:東京都総務局統計部とマンションリサーチ株式会社のデータを統合分析

グラフ1の横軸は、一世帯平均人数を示しており、この数値が大きいほどファミリー世帯が多く、縦軸は40㎡以上(ファミリー向けマンション)の全体の売出数の割合を示しています。上記グラフでは、ファミリー世帯が多いエリアほど、40㎡以上(ファミリー向けマンション)の割合が多くなり、ファミリー世帯の多さとファミリー向けマンションの多さが強い相関関係(相関係数0.8以上)を示すことが分かりました。

筆者プロフィール

福嶋 真司(ふくしましんじ)

マンションリサーチ株式会社

データ事業開発室 

不動産データ分析責任者

福嶋総研 

代表研究員

早稲田大学理工学部経営システム工学科卒。大手不動産会社にてマーケティング調査を担当後、

建築設計事務所にて法務・労務を担当。現在はマンションリサーチ株式会社にて不動産市場調査・評価指標の研究・開発等を行う一方で、顧客企業の不動産事業における意思決定等のサポートを行う。

福嶋総研発信リンク集

https://lit.link/fukushimasouken

【マンションリサーチ株式会社その他サービスURL】

■不動産売却一括査定サービス『マンションナビ』

https://t23m-navi.jp/

■不動産データクラウド

https://fudosan-data.jp/

■ロボ査定

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■分譲マンション、土地、戸建てデータ販売

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■マンション購入サービス『MATSUDAKE』

https://matsudake.me/lp_company/

【不動産市場解説動画チャンネル】

https://www.youtube.com/@mansionresearch/videos


【マンションリサーチ株式会社について】

マンションリサーチ株式会社では、 不動産売却一括査定サイトを運営しており、 2011年創業以来「日本全国の中古マンションをほぼ網羅した14万棟のマンションデータ」「約3億件の不動産売出事例データ」及び「不動産売却を志向するユーザー属性の分析データ」の収集してまいりました。 当社ではこれらのデータを基に集客支援・業務効率化支援及び不動産関連データ販売等を行っております。

会社名: マンションリサーチ株式会社

代表取締役社長: 山田力

所在地: 東京都千代田区神田美土代町5-2 第2日成ビル5階

設立年月日: 2011年4月

資本金 : 1億円

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