金曜日, 12月 27, 2024
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LIXIL、COP29で建物の脱炭素化に貢献する取り組みを発表

世界有数のリサイクルアルミ技術を通じた低炭素な資源の循環利用を提言

株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、2024年11月11日(月)から22日(金)にかけてアゼルバイジャン共和国・バクー市で開催された国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)にパネリストとして初参加し、当社が誇る資源の循環利用と脱炭素社会の実現に向けたリサイクルアルミについて紹介しました。

■COP29 ジャパン・パビリオン内「建物の脱炭素化に関するセミナー」に登壇

11月18日(月)、政府が日本の技術や取り組みを世界に発信するために開設したジャパン・パビリオンにて、環境省・国交省主催の「建物の脱炭素化に関するセミナー」にLIXILが登壇しました。

セミナー冒頭には浅尾慶一郎環境大臣から開会挨拶が行われた後、複数の民間企業・専門家が登壇し、建築物・建築分野の脱炭素化に関する日本の取り組みを紹介するとともに、同部門の脱炭素化を加速化するための方策について議論しました。

LIXILは、オペレーショナルカーボンとエンボディドカーボンの削減を両輪で進める先進的な活動についてプレゼンテーションを発表し、建物の脱炭素化で業界の専門家から特に注目をされているエンボディドカーボン削減に貢献できる、リサイクルアルミの活用について説明しました。

■世界でも有数のリサイクルアルミ技術:資源の循環利用を通じた脱炭素化への取り組み

リサイクルアルミの活用を推進することにより、多くの電気を使用するアルミ新地金の製錬によるCO₂排出量に比べて97%削減できます。当社が誇るリサイクルアルミ使用比率100%の循環型低炭素アルミ「PremiAL R100」は、環境へのインパクト(良い影響)が高く評価され、さまざまな施設・店舗などに加え、建築業界以外の産業品などでの採用が進んでいます。さらに「PremiAL」シリーズは、海外における生産も開始し、国内外での採用が進んでおり、都市化が進む世界の持続可能な開発に貢献することを目指しています。

このほかにも、資源の循環利用を促進する当社のイノベーションとして廃プラスチックを活用した循環型素材「revia」を紹介しました。

(左:セミナーの様子/右上:循環型低炭素アルミ「PremiAL」/右下:循環型素材「revia」)

当日のセミナー資料などについては下記URLよりご覧いただけます:

https://www.iges.or.jp/jp/events/20241118-0

■COP29最大の民間イベント「Sustainable Innovation Forum」への協賛

Sustainable Innovation Forumは、COP29の公式関連イベントとして、2024年11月13日(水)-14日(木)にかけて開催されました。経済、政府、学界、多国籍組織のあらゆる分野の世界的リーダーが参加する、マルチステークホルダー型のサステイナビリティ・サミットです。本イベントへの協賛を通じ、動画コンテンツやインタビュー記事にて、LIXILの環境戦略および、リサイクルアルミ活用が紹介されました。

・Interview Video(執行役専務 LIXIL Housing Technology担当 吉田聡)

URL:

https://www.climateaction.org/climate-leader-videos/interview-with-satoshi-yoshida-at-lixil-corporation-sustainable-innovation

動画の日本語訳については、こちらをご覧ください。

・Written Article(LIXIL Housing Technology 材料事業部長 池上直樹)

URL:

https://www.climateaction.org/news/qa-with-naoki-ikegami-the-leader-aluminum-extrusion-division-of-lixl-housin

記事については、こちらからもご覧いただけます。

LIXILは、「PremiAL」シリーズや「revia」といった革新的なソリューションは、環境と社会におけるインパクトを創出できると確信しています。そのためにはステークホルダーとの協働が不可欠です。

今回、LIXILは国際社会に気候変動対策を呼びかける世界で最大規模かつ最も重要なCOP29への参加によって、確かな技術とソリューションによる提言による協力関係を強化するのと同時に、建築業界の脱炭素化のさらなる発展に貢献してまいります。


<参考資料>

■LIXILの環境戦略

LIXILの環境戦略「水の保全と環境保護」は、地球環境の改善に貢献を目指した環境ビジョン2050「Zero Carbon and Circular Living (CO₂ゼロと循環型の暮らし)」を掲げています。その3つの重点領域に「気候変動対策を通じた緩和と適応」「水の持続可能性を追求」「資源の循環利用を促進」を定め、生産拠点や事業所、営業拠点における活動である「事業プロセス」から、ユーザーやビジネスパートナーとの関わり、革新的技術の製品の提供とそのライフサイクル全体を含む「自社バリューチェーン」、そして未来の暮らし、社会、環境を捉えた価値を創造する「インパクトの拡大」に取り組んでいます。

FYE2023には、経営の優先課題に「環境戦略の事業戦略への統合」を追加し、活動を加速させています。FYE2024には、LIXILは日本の建材業界で初めて長期目標「2050年までにCO₂排出量実質ゼロ」のSBTネットゼロ認定を取得しています(基準年:2019年3月期)。

LIXILの環境戦略について

https://www.lixil.com/jp/impact/environment/environment_detail.html

インパクト戦略について

https://www.lixil.com/jp/impact/strategy/impact_strategy.html


About LIXIL

LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約53,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。

株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2024年3月期に1兆4,832億円の連結売上高を計上しています。

LIXILグローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/

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