COMFORIAシリーズ初となる木造RCハイブリッド構造
東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野 浩明)は、東京都港区芝浦四丁目において、賃貸レジデンス「コンフォリア芝浦MOKU(以下「本物件」)」を竣工しましたことをお知らせします。本物件は、JR山手線・京浜東北線「田町駅」から徒歩9分、新芝南運河沿いに位置し、多様なライフスタイルに対応できるよう、11DK~2LDKまで幅広いプランを用意した、総戸数63戸+店舗1区画の賃貸レジデンスです。木造+RC混構造建築は、「COMFORIA(コンフォリア)」シリーズで初となります。
■「木」を起点とした環境配慮型賃貸レジデンス
本物件は、ZEH-M Orientedや低炭素建築物認定等を取得する環境配慮型物件で、「コンフォリア芝浦MOKU」の名の通り、「木」を起点とした環境への取り組みに注力しています。サステナブルな素材である木材をRC構造の中に組み込んだ木造RCハイブリッド構造建築となっており、建設時のCO2排出量の軽減に寄与しています。他にも、軒天・マリオン・外壁を重点的に木質化し、壁面緑化も取り入れたファサードデザインとしており、まちの景観に寄与します。
「木」の取り組みとして特徴的なものが、2階ラウンジです。植物の専門家と空間デザイナーにより「公園のようなここちよさ」をデザインする空間デザイン事業部「parkERs」が監修します。大木でつくるテーブルは、樹齢160年のスギの元玉をまるごと使用したもので、東京都の檜原村で林業を営む株式会社東京チェンソーズと手掛けたものです。また、ラウンジ内の緑化にも注力しており、森で見られる木々の連なりや切り株から芽生えた命といった、自然の中で感じられる要素を随所に散りばめデザインしております。樹木の使用部分や産地等、木にまつわるエピソードを視覚的に伝えるサインも設置しております。温もりを感じる木の家具や植物と触れあうことで、自然への感受性を高め、五感を使って楽しむことができる心地よい日常体験を提供いたします。
■隣接「運河」を巻き込んだ環境取り組み
本物件は、「木」を起点とした環境への取り組みのみならず、新芝南運河沿いに位置するという立地特性を活かし、「運河」を巻き込んだ環境への取り組みにも注力しております。
国際的に活躍する日本の海洋リテラシーの普及・教育の第一人者である東京海洋大学の佐々木剛教授を招き、鉄炭電池の投下等による運河浄化体験活動等の居住者向けのイベントを実施する予定です。住まう物件に隣接する身近な運河を起点に、生物多様性等の海洋リテラシーを育みながら、地域貢献にもつながる体験を提供してまいります。
東京海洋大学 佐々木剛教授
島国である日本における、水圏環境リテラシー(人々と水圏との相互作用を理解し活用する力)教育の不十分さを課題に捉え、2007年より文科省現代GP「水圏環境リテラシー教育推進プログラム」を担当、水圏環境教育推進リーダーの育成に従事。2020年、ユネスコ海洋リテラシー教育プログラムメンバーに選出され、2021年、国連海洋科学の10年の正式プロジェクトとして認定。将来的には、育成したリーダーが、各地で水圏教育をリードすることで、全国に「海街コミュニティ・スクール」の拡大を目指す。
■環境配慮を身近に感じる暮らしの実現
本物件では、環境への取り組みを身近に感じる工夫を共用部に施しております。エントランスとラウンジには、サステナブルな香料を使って開発したオリジナルフレグランスによる空間演出を取り入れました。フレグランス開発は、ロート製薬株式会社が運営をする香りと感性の研究所「BÉLAIR LAB(ベレアラボ)」と本物件が共同で行っており、沈香・伽羅やガイアックウッドなどのサステナブル香料がふんだんに使用することで、木立の中で深呼吸しているかのようなリフレッシュできる空間づくりを追求しました。
また、ラウンジの一部塗装剤には、自然由来で有害物質を含まない塗料を採用しています。他にも、リバーサイドデッキには、海洋投棄プラスチックや廃棄漁網の再生素材を用いたチェアを設置する等、未来を見据えた、環境に優しい暮らしの価値を感じていただける工夫を施しています。
■物件概要
名称:コンフォリア芝浦MOKU
所在地:東京都港区芝浦四丁目11番16
交通:JR山手線 京浜東北線「田町」駅 徒歩9分
都営三田線・浅草線「三田」駅 徒歩11分
総戸数:住戸63戸、店舗1区画
規模構造:RC造 一部鉄骨造 一部木造 / 地上9階建
事業主:東急不動産株式会社
設計施工:前田建設工業・住友林業共同企業体
管理運営:東急住宅リース株式会社
竣工/入居:2024年10月竣工/11月入居
公式HP:【公式】コンフォリア芝浦MOKU|港区|「田町」駅の高級賃貸マンション (comforia.jp)
■長期ビジョン「GROUP VISION 2030」でめざす、「環境経営」と「DX」の取り組み
東急不動産ホールディングスは2021年に長期ビジョン「GROUP VISION 2030」を発表しました。多様なグリーンの力で2030年にありたい姿を実現していく私たちの姿勢を表現する「WE ARE GREEN」をスローガンに、「環境経営」「DX」を全社方針として取り組んでいます。
中核企業である東急不動産では「環境先進企業」をめざして様々な取り組みを積極的に進めております。2022年末には事業所及び保有施設※の100%再生可能エネルギーへの切り替えを完了し、 2024年3月にはRE100事務局より「RE100」の目標達成を、国内事業会社として初めて認定されました。
※一部の共同事業案件などを除く
東急不動産ホールディングス「GROUP VISION 2030」について
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/group-vision-2030/
東急不動産ホールディングス「中期経営計画2025」について
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/ir/mgtpolicy/mid-term-plan/