土曜日, 11月 16, 2024
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2024グッドデザイン賞 3プロジェクト同時受賞

飯田グループホールディングスのグループ企業である株式会社東栄住宅(本社:東京都西東京市、代表取締役:佐藤 千尋)は、この度2024年度グッドデザイン賞を3プロジェクト同時受賞いたしました。

受賞いたしましたのは以下3プロジェクトとなります。

■木造住宅用制震ダンパー / 東栄セーフティダンパー

■地盤改良工法 / R-Evolve パイル

■宅地開発手法 / 簡単に地図から消せる道


TOEI Safety Damper(東栄セーフティダンパー)

TOEI Safety Damper(東栄セーフティダンパー)とは

2000年に施行された耐震基準では、震度6強から7クラスの大きな地震でも、1回では倒壊しないように設計されています。しかし、この耐震基準は、大地震後の地震活動(余震等)までは考慮されていません。そこで、より地震に強い家づくりが必要との思いから、東栄住宅は住友ゴム工業株式会社と株式会社カナイの3社共同で、「TOEI Safety Damper」を開発いたしました。

実際に木造建物にダンパーを設置し行われた実大振動台実験において、熊本地震(震度7相当)を6回の加振を実施したところ、揺れ幅を大幅に低減し、繰り返しの振動に耐え、倒壊しないことが確認されました。さらには公的機関である一般財団法人ベターリビングにおいて評定書(評定CBL TS003-22号)を取得したことにより、エネルギー吸収能力があることが客観的に証明されています。

また、設置後60年間は部品交換や点検などメンテナンスは不要で、性能が持続することが確認されており、長期間に渡り居住者の安全と財産を守ることができます。

地震から家族の安全を守る 東栄セーフティダンパー

■概要

木造住宅におきましては、近年、多様な制振部材が流通しております。その中で、東栄セーフティーダンパーは、住宅、制振ゴム、金物といった各分野における専門企業の技術と経験を結集して開発されました。年間約5,000棟の販売実績において標準搭載されることで、木造住宅の高耐久化を実現し、日本の木造住宅をフロー型からストック型へと変革する契機となることを目指しております。(左画像ダウンロード)

■グッドデザイン賞審査員 / コメント

多くの地震の発生が想定される日本において、住宅の構造の強化と同時に、施工現場の対応も考えなければならない。ダンパーとブレースを分離させた構造とすることでの施工性の向上、職人が一人でできるよう軽量化、工期短縮などの見えない部分での意味も大きい。低コストを実現している点も含めて高く評価できる。また、戸建分譲住宅業界における制震技術の普及に対する貢献にも期待したい。

■グッドデザイン賞受賞ページ

https://www.g-mark.org/gallery/winners/21442


地盤改良工法R-Evolveパイル

地盤改良工法R-Evolveパイルとは

電柱を杭にするという今まで実現されていなかった工法を環境に配慮して運用化した取り組み

都市で発生する撤去電柱を再利用し、街の景観改善と都市資源の循環利用を進める新しい地盤改良工法が「R-Evolve パイル」です。従来の砕石や再生鉄への再利用に代わり、撤去電柱を地盤改良杭として使用し、圧縮耐力(柱状改良比9倍)や曲げ耐力に優れる性能を発揮します。特に、クロム溶出などの地下水汚染の懸念もなく、再利用範囲を発生地近傍25km圏内に限定することで、資源の循環利用を促進させます。

さらに、さらに、審査委員の選ぶ「私の選んだ一品2024」(ささえる一品)に『R-Evolveパイル』が選出されました。

地盤改良工法R-Evolveパイル

■概要

街の無電柱化により、年間約6万本の都市資源とも言える撤去された電柱が発生します。この電柱を、発生地近傍の25㎞圏内で地盤改良杭として再生利用する住宅用地盤改良工法が開発されました。本工法は、従来の改良杭よりも優れた圧縮耐力を持ち、地盤変形に対する曲げ耐力も備えています。また、クロム溶出等による地下水汚染の懸念もありません。このように、都市で発生する資源を都市内で再利用する小循環を実現することで、街の景観が向上するたびに街の安全性も高まっています。(左画像ダウンロード)

■グッドデザイン賞審査員 / コメント

使用済みの電柱を住宅の杭として用いるという、省資源という点から極めて理に適ってはいるが、いまだ実現に至っていなかった工法を自社の供給する住宅に採用する地盤改良杭として実現した。実際には困難を伴うであろうこのシステム構築が、地下水流の保全によって地域の暮らしを守るという大きな目的のために行われている点も高く評価した。

■グッドデザイン賞受賞ページ

https://www.g-mark.org/gallery/winners/21573

「私の選んだ一品2024」(ささえる一品)選出審査員 / コメント

建築家:伊藤 博之 様

首都圏で年間6万本抜かれる電柱を、住宅用の杭にするという、誰もが納得するが実現されていなかったアイデアを、様々な困難を越えて実現した工法。これが、単にリサイクルの為だけでなく、事業者が住宅を提供する地域にとって重要な地下水を、汚染したり枯渇させないためでもあると知って、大いに納得。


宅地開発手法 簡単に地図から消せる道

宅地開発手法 簡単に地図から消せる道とは

形状を住民が決められる自由な道のあり方

「簡単に地図から消せる道」を導入することで、新しい住宅地開発では、住民が道路の用途やルールを自由に決められる仕組みを取り入れ、行政による位置指定道路の制約から解放され、安全な通学路の提供、遊び場や地域の集いの場の補完にも繋がります。

将来、街の再編が必要になった際も住民の意思で道路を消し、土地の利用を柔軟に変更できるようにしました。また、住宅開発では、独自の道のデザインを取り入れ、道路が単なる通行のためのものではなく、コミュニティを育む場所としています。

簡単に地図から消せる道

■概要

現在の利便性と将来の機動性を向上させた新たな住宅地開発手法です。宅地開発によって生まれる道路に独自の権利関係を付与することで、行政による位置指定道路の制約から解放され、道の形状を保ちながらも、用途やルール、さらには存続までも住民自身が決定できるようになりました。この手法は、安全な通学路の提供や、地域の不足している集いの場の補完に役立ちます。また、遠い将来に必要となる街の再編における自由度も高めています。(左画像ダウンロード)

グッドデザイン賞審査員 / コメント

本プロジェクトは、人口減少社会における都市開発の課題にとって革新的で先進的なソリューションである。この設計により住民は、従来の道と区画のレイアウトを再考することでインフラを管理できるようになり、安全を確保しながらコミュニティの感覚を育むことができる。恒久的な行政管理道路ではなく地役権を組み込む ことにより、将来の都市再編に柔軟性を与え、都市が人口動態の変化により迅速に適応できるようになる。安全性、平等、都市の長期的な持続可能性を促進し、道路やコミュニティエリアの機能を果たす多機能空間を創出する。

■グッドデザイン賞受賞ページ

https://www.g-mark.org/gallery/winners/21566


■グッドデザイン賞とは

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的として毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

https://www.g-mark.org/


■ 分譲住宅ブランド ブルーミングガーデン公式サイト

https://www.e-blooming.com/

本質に根ざした「住宅選びの最適解」を提案し、

分譲住宅の当たり前を変革する東栄住宅のブルーミングガーデン

業界の常識にとらわれない柔軟な発想で、分譲住宅のあり方そのものを変革すべく試行錯誤を繰り返してきた〈ブルーミングガーデン〉。人々の価値観やライフスタイルが大きく変わり、イメージより実利を、周囲の眼より自分らしさを大切に生きる人が増える中、品質、企画・設計力、適正価格をバランスよく兼ね備えた「住宅選びの最適解」の提案で、本質を重視し地に足のついた暮らしを好む新しい感性の持ち主たちからも厚い信頼を獲得しています。

■「家は、楽しいのはじまりだ。」シリーズ展開中!

https://www.e-blooming.com/promotion/the_beginning_of_fun/

「家を買う」ということを、自分らしい暮らしを楽しむための起点としてもっと自由に、より気軽な気持ちで捉える人たちが増えてきています。家はあくまでもステージであり、そこでどう生きるか、何を楽しむかが大切だということに世の中全体が気づき始めた、そんな空気を感じるのです。そこで、東栄住宅は「家は、楽しいのはじまりだ。」で、家そのものではなく、住まう人の人生を主役に考えて100人100通りの家との向き合い方、楽しみ方を応援しています。

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